『ワイスピ』最終回、ヴィン・ディーゼルが「涙止まらない」と絶賛した脚本を監督はまだ読んでいない ─ 「結末はある、素晴らしい」

『ワイルド・スピード』シリーズ完結編『Fast Forever(原題)』の脚本を、主演・プロデューサーのヴィン・ディーゼルは「ここ数十年で読んだ最高の脚本」「今でも涙が止まらない」と絶賛している。しかし、その脚本を続投予定のルイ・レテリエ監督はまだ読んでいないという。シリーズ最終作の現在地が、少々意外な形で明らかになった。
レテリエは新作SFホラー『The Last House(原題)』のプロモーションで米Polygonの取材に応じ、『Fast Forever』について質問されている。ディーゼルが絶賛していた脚本をレテリエは現時点でまだ目にしていないという。
「全部の真実をお話ししたいのですが、それはできません。結末はあります。そして、それは素晴らしいものです。このシリーズに参加できたことは本当に幸運でしたし、ヴィンのことも、ユニバーサルのことも大好きです。一緒に仕事をするには素晴らしい人たちです。ですから、まあ、どうなるかですね。うまくいくことを願っています。」
なんとも含みのある返答だ。ディーゼルは8月初旬、マイケル・レスリーによる脚本を読んだとして、「ここ数十年で読んだ最高の脚本」「今でも涙が止まらない」と最大級の賛辞を送ったばかり。それから間もなく、実際に映画を撮る立場のレテリエがその脚本をまだ読んでいないことが判明したことになる。
レスリーは2026年3月に新たな脚本家として参加し、『Mr.ノーバディ2』(2025)のアーロン・ラビンと『トゥモロー・ウォー』(2021)のザック・ディーンが執筆した脚本を改稿している。つまり『Fast Forever』にはレスリー版以前から脚本が存在しており、レテリエ自身も以前、「エンディングのアイデアを考えるためにも、本当に一生懸命取り組みました」と明かしている。
そのため今回の「未読」は、少なくともディーゼルが読んだレスリーによる最新脚本が、まだ監督の手元に届いていないことを示すものだ。一方で、レテリエはすでに物語の終幕そのものには関わってきた。今回も脚本の内容を語れないとしながら、「結末はある。そして、それは素晴らしい」と断言しているのは、その事情を踏まえると興味深い。
『Fast Forever』は脚本面では前進している一方、製作そのものは依然として調整段階にある。レテリエは先ごろ、監督契約は現在も有効だと明言しながら、製作費を「興行収入の現実」に合わせる必要があると説明。「(企画が)進むなら、やります」とも語っていた。本格撮影にはまだ入っておらず、2028年3月の公開に向けて製作条件を整えているところだ。
完結編ではシリーズの舞台をロサンゼルスへ戻し、ストリート・レースやカー・カルチャーへ原点回帰する構想が示されている。さらに、故ポール・ウォーカーが演じたブライアン・オコナーも何らかの形で再登場すると予告されている。25年以上にわたるサーガをどう締めくくるのか。脚本は存在しているが、主要撮影に移るまでには、まだいくつかの工程が残されているようだ。
『Fast Forever(原題)』は2028年3月17日に米国公開予定。日本公開情報は未定。
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Source:Variety
























