浅野忠信、ライデン役は「ゲームのキャラっぽさを意識」 ─ 「ライデンは聖徳太子のように、あちこちの別世界での出来事を同時に知覚している」『モータルコンバット/ネクストラウンド』

ついに究極の格闘大会が開催だ。映画『モータルコンバット/ネクストラウンド』が、いよいよ日本参戦公開を果たした。
前作『モータルコンバット』(2021)に引き続き、物語を導く重要キャラクターのライデン役を演じるのは、日本が世界に誇る浅野忠信。今では「SHOGUN 将軍」によってさらに国際的な知名度を高めた浅野は、本作でも、神秘性と威厳に満ちたライデン役として堂々の帰還を果たした。
個性的な演技で知られる浅野だが、ライデン役で特徴的なのはその声だろう。深く轟くような発声について、浅野は「1作目からかなり意識していた」とTHE RIVERの単独インタビューで語ってくれた。
「監督(サイモン・マッコイド)があの喋り方をとても気に入ってくれたんです。僕自身も、この声をキープしようと思っていたのですが、『ネクストラウンド』の時に、ちょっと忘れていた自分がいて(笑)。でも、監督がそこにいち早く気づいて、“あの喋り方をやってくれ!”と現場で声をかけてくれて、“そうだ、そうだ!ライデンはあの喋り方だ!”と、もう一度再構築しました。」
そんなライデン役について、浅野が本作でさらに意識したのは、「ゲームのキャラクターっぽくする」ことだったという。
「人間が喋って動く、ということよりも、テレビゲームの中で動いている人、テレビゲームの中で発声している声のようなものを意識した。そうすると、彼のあのド真面目な部分がより際立つような気がしたんです。そこで声や動きがより活きたように思います。」
人間界と魔界とが死闘を繰り広げるモータルコンバットにおいて、ライデンは人間界の戦士を導き、そして守るガイド役のような重要な立ち位置。その演技プランには、キャラクターの神秘性を損なわぬよう慎重なものが求められたように見える。しかし浅野は、「それこそがライデン役の楽しいところ」と笑顔で話す。
「まさにそのミステリアスな部分は、1作目の時から監督とも話していました。彼は“ここ”にいながら、アースレルムだけでなく、違う世界で起こっていることを、常に感じ取っている人。ここの世界ではこれが起こっている、ここの世界ではこれが起こっていて、こうやって対処しなければいけない……と。聖徳太子ではないですが、ひとつのことをやりながら、違う世界のことを常に動かしているタイプだと思っています。そこがミステリアスな部分を表現する一つのポイントだと思います。」
映画『モータルコンバット/ネクストラウンド』は絶賛上映中。THE RIVER公式YouTubeチャンネルでは、浅野忠信への単独インタビュー動画も公開中だ。



























