THE RIVER編集部【写真】ナタリー・ポートマン来日、やっぱり美しい…！映画『プラネタリウム』ジャパン・プレミアレポート
『レオン』のマチルダ、『マイティ・ソー』シリーズのジェーン・フォスター、そして『スター・ウォーズ』のパドメ…。ポップカルチャー・ファン永遠の憧れとも言えるナタリー・ポートマンが、話題の最新作『プラネタリウム』のジャパン・プレミアで来日を果たした。ジョニー・デップの娘としても知られるリリー・ローズ=デップとの美しすぎる姉妹役共演が実現した同作では、『ブラック・スワン』（2010）を超える野心とミステリアスで独創的な世界観が描かれる。
ナタリーにとって、今回の来日は4年ぶり。今年（2017年）2月には第二子を出産したばかりだ。10年来の親友でもある今作の監督レベッカ・ズロトヴスキと仲良くステージに登場した。（記事下部にフォトギャラリーあり。）
「コンバンハ、ワタシノ、アタラシイ映画、プラネタリウムデス！」『プラネタリウム』ジャパン・プレミアはナタリーのキュートな日本語と共にスタート。『フランスのソフィア・コッポラ』の呼び声高いレベッカ監督は、まずは「ボンソワール、ジャパン」とフランス語であいさつ。「ナタリーとの来日は今回が初めて。とても光栄です。」
今作への出演のきっかけについて、ナタリーは「レベッカの映画が大好きなんです。また、彼女とは親友でもありますから、自分をよく知っている監督と仕事ができる貴重な機会だと思いました」と語る。ナタリーは、レベッカの書いたストーリーにも惚れ込んでいたようだ。「死者と繋がろうとするという、考えもしなかったユニークなストーリー、というのも決め手でした。」
「これから映画を観るみなさんに、ひとつネタバレをしちゃおうかな…冗談です（笑）」と、会場の笑いを誘ったレベッカ監督。「今作のすべてを受け入れて、”夢”について考えてもらえれば。劇場から帰る際には、きっと世界が違って見えるはず。」
ナタリー・ポートマンは、今作劇中でフランス語を話すことになる。「けっこう珍しい機会だと思いますよ」とニコリ。姉妹役として共演するリリー・ローズ=デップは今作が映画出演二作目となるが、「リリーはこれから長いキャリアを積むことになると思うけれど、スタート地点にある彼女の魅力を観ることができるのも特別なことだと思います」と、すっかり惚れ込んだ様子のナタリー。それもそのはず、リリーのキャスティングを推薦したのはナタリー自身だったという。「監督がフランス語と英語両方を話せる若い女優を探すのに苦労していたんです。その時私がリリー・ローズの写真を見て、彼女の両親のことを考えれば二ヶ国語話せるんじゃないか、と推薦したんです。写真からも、なんだか私たち似ているな、と思いましたし」と明かしながら、小声で「私のほうがちょっと年上なんですけど…」と謙虚に微笑んだ。
この日のイベントでは、２人へのプレゼントとして、和柄模様をあしらった傘が贈呈された。傘に描かれたカタカナの「ナタリー」をしっかり読み上げた彼女。レベッカと共に傘をさし、仲睦まじげに笑顔を見せあい、拍手に包まれてイベントは終了した。
映画『プラネタリウム』あらすじ
1930 年代、パリが最も華やかだったとき。アメリカ人スピリチュアリストのローラとケイトのバーロウ姉妹は、憧れの パリへと向かう。美しく聡明な姉のローラはショーを仕切る野心家で、好奇心旺盛で純粋な妹のケイトは自分の世 界に閉じこもりがちな少女。ショーでは死者を呼び寄せる降霊術を披露し、話題の美人姉妹として活躍し金を稼いでいた。そんな2人の才能に魅せられた映画プロデユーサーのコルベンは、世界初の心霊映画を撮影しようと姉妹と契約する。果たして姉妹の力は本物なのか？見えない世界を見せられるのか？姉妹の運命が狂いだす──。
映画『プラネタリウム』は2017年9月23日（土）より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町他にて全国公開。
（取材、撮影、編集、文：Naoto Nakatani）
フォトギャラリー
© Les Films Velvet – Les Films du Fleuve – France 3 Cinema – Kinology – Proximus – RTBF
