THE RIVER編集部「スモール・アックス」第3話『レッド、ホワイト＆ブルー』予告編＆舞台裏映像が到着 ─「語り継がれるべき作品」と主演のジョン・ボイエガ
『それでも夜は明ける』（2013）のスティーヴ・マックイーン監督にとって初めてのテレビシリーズ「スモール・アックス」第3話『レッド、ホワイト&ブルー』が、2022年4月12日（火）より配信開始となった。ジョン・ボイエガの主演作だ。この度、予告編をはじめ、舞台裏映像と場面写真が初公開されている。
本作は、警察の人種差別的体質を内部から変えようとした、ロンドン警視庁初の黒人警察官リロイ・ローガンの実話。公開となった予告編では、警視庁に就職する直前から、入庁後数年間のリロイ・ローガンの姿が捉えられている。警察内部の人種差別に耐え抜き、苦悩する姿が映し出されていく。
リロイ・ローガン役を演じるのは、本作の出演で2021年の第78回ゴールデン・グローブ賞助演男優賞を受賞したジョン・ボイエガ。1980年代のロンドンにおいて黒人たちが置かれていた境遇についても徹底したリサーチを行った彼は、リロイ役にふさわしい体をつくるためにフィジカルトレーニングにも励んだ。
また役作りのため、リロイ・ローガン本人と彼の家族と会ったというボイエガ。「私は自分が普段よく行く場所にローガンを誘い、彼の人生について聞かせてもらいました。彼に数多くの質問をして、そのおかげで見えてきたものもありましたし、自分の考えを修正することもできました。ローガンが好きな音楽のことや、奥さんと一緒にやっていること、当時のロンドンの雰囲気など、細かいことをいろいろと教えてもらえました」と役作りについて語っている。
同じく公開された舞台裏映像でボイエガは、「語り継がれるべき作品です。無知ではいけません」と本作が持つ社会的意義について語り、スティーヴ・マックイーン監督については「最高の監督。思いもよらない方法で作品を表現します。人間味もあふれていて純粋な心を持っていますよ」と賛辞を贈っている。マックイーン監督は本作について「ロンドンの人々の多様な姿を描いています。緊迫感であったり、悲劇的なこと、愛についても。この街のさまざまな感情が詰まっているんです。その土地を知ることは、そこの人々を知る上で欠かせない、過去を顧みることです」とシリーズを通したテーマを語っている。
「スモール・アックス」第3話『レッド、ホワイト&ブルー』は「スターチャンネルEX」にて2022年4月12日（火）より配信開始。「BS10 スターチャンネル」では4月19日より放送。
