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「トム・ホランドは最後の映画スター」と『アベンジャーズ』監督 ─ 「彼のエネルギーは別格」

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム バリ 記者会見 トム・ホランド
©THE RIVER

「トム・ホランドは最後の偉大なる映画スターだ」。

『アベンジャーズ』シリーズや『チェリー』(2021)でタッグを組んできたルッソ兄弟の弟、ジョー・ルッソ監督が、その類まれなる才能と魅力を米CBR.comにて語った。

「トム・ホランドには、歴史上ごくわずかな俳優にしかできないような表現力があります。彼には人を惹きつける魅力と、誠実さがあって、それが観客の心に強く響く。本当に裏表がない人で、演技にもまるで嘘がない。コミックのページからそのまま飛び出してきたかのように、(スパイダーマンという)キャラクターを体現しているんです。」

そもそもマーベル・シネマティック・ユニバースのスパイダーマン/ピーター・パーカー役として、ホランドの抜擢に深く関わったのが、初登場作『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)を手がけたルッソ兄弟だった。『スパイダーマン』シリーズには携わっていないものの、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)でその物語の一角を担ってきたのだ。

歴史的ヒットとなった最新作『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』を、ジョーは「彼(ホランド)のスター性を証明するもの」という。

「以前にも言いましたが、彼は最後の偉大なる映画スターです。トム・ホランドには、今はもう存在しない時代を思わせる、往年の映画スターのような趣(おもむき)がある。素晴らしい映画スターはたくさんいますが、彼が放つエネルギーは別格です。ごく限られた人にしか持ちえない、特別な資質をそなえているのです。」

今年、『ブランド・ニュー・デイ』だけでなく、クリストファー・ノーラン監督『オデュッセイア』の演技も高く評価されているホランド。次回作は伝説のミュージカル俳優、フレッド・アステアの伝記映画だから、ジョーの言う「往年の映画スターのような趣」は、少なくない業界人がすでに認めているところなのだろう。

スパイダーマン役としての再登場も待たれるホランドだが、さらなる活躍が期待される新たな局面がついに始まった。スパイダーマン俳優としてではなく、映画スターとしての本当の飛躍はここから、なのかもしれない。

Source: CBR.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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