2024年アカデミー賞、MCU出身俳優たちの活躍目立つ ─ ダウニー・Jr.、ラファロ、クーパーらが揃ってノミネート

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)出身俳優たちの活躍が目立っている。2024年(第96回)アカデミー賞では、5人のMCU出身俳優がノミネートされた。
アカデミー賞をはじめとする毎年の賞レースにおいて、スーパーヒーロー作品の演技部門でのノミネーションはめったに見られない。2023年、第95回アカデミー賞では『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022)でアンジェラ・バセットが助演女優賞にノミネートされたことが大きな話題となり、初の演技部門ノミネートという快挙をMCUにもたらした。しかし、2024年1月には、ガヴァナーズ賞授賞式で司会を務めたコメディアンのジョン・ムレイニーが「マーベル映画でアカデミー賞にノミネートされるのは、掲示板へのコメントでピューリッツァー賞を受賞するようなもの」と言って会場の笑いを誘い、さっそくジョークのネタにされてもいた。
ヒーロー作品での俳優たちの熱演は「ジャンルの性質上、見落とされる傾向にもある」。これは、今年のアカデミー賞助演男優賞に『オッペンハイマー』でノミネートされたロバート・ダウニー・Jr.が語っていたことだ。オスカー常連俳優のレオナルド・ディカプリオは、ティモシー・シャラメにスーパーヒーロー映画への出演はやめたほうがいいと助言していたという話もある。
スーパーヒーロー作品への出演は俳優にとってリスクである。近年はそんな潮流も察される中で、第96回アカデミー賞では、“スーパーヒーロー”映画出身の俳優たちがその実力を評価されたと言えるかもしれない。主演男優賞では、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでロケット役を演じるブラッドリー・クーパーが『マエストロ:その音楽と愛と』で、「ホワット・イフ…?」(2021-)ウォッチャー役のジェフリー・ライトが『American Fiction(原題)』でノミネート。助演男優賞ではダウニー・Jr.と並び、『ブラックパンサー』(2018)でキルモンガーの父・ウンジョブ役を演じたスターリング・K・ブラウンが『American Fiction』で、『アベンジャーズ』シリーズなどでハルク役を演じてきたマーク・ラファロが『哀れなるものたち』でノミネートされた。
もっとも、名前が挙がった面々はMCU俳優として認知される前からそれぞれ実力を発揮してきた俳優たちでもある。ダウニー・Jr.やラファロがノミネートされたのは初ではないし、クーパーに至っては『マエストロ』で5度目のノミネート入り。ブラウンやライトの活躍も個々のフィルモグラフィーを遡れば一目瞭然だ。
アカデミー賞授賞式は日本時間2024年3月11日。仲の良さでも知られるMCU俳優たちはきっと笑顔で再会し、思い出話に花を咲かせながらお互いの功績を讃えあうことだろう。
▼ マーベル・シネマティック・ユニバースの記事

マーベル「ヴィジョンクエスト」配信スケジュール ─ 全8話で描く「ワンダヴィジョン」続編 いよいよ配信開始! 
『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』ウルヴァリン登場説、「何をおっしゃっているのかわかりません」とヒュー・ジャックマン おなじみのジョーク応答 
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』ドクター・ドゥームは「きわめて倒しづらい」強敵 ─ 「すべてを綿密に計画し、策を練っている」と監督 ロバート・ダウニー・Jr.が演じる意味とは 
セバスチャン・スタン、『ウィンター・ソルジャー』やるって知らなかった ─ 「友達から電話で聞いて、マジなんだ、やるんだって思った」 『エンドゲーム』までの時間に思い入れ 
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』ニック・フューリーは登場しない? ─ サミュエル・L・ジャクソンが示唆、次作で復帰へ 一回休み?
































