「同じ推しでもどの時期や解釈を好むかはファンによって違う」と『アベンジャーズ』監督は理解しているから「とても難しい」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の超大作『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』では、長年愛されてきたキャラクターたちを尊重しながら、あえて新しい方向へ進めることになるようだ。監督のアンソニー・ルッソが、ファンの期待とキャラクターの変化を両立させる難しさについて語った。
米ニューヨークの92nd Street Yで行われた『アベンジャーズ/エンドゲーム:アンコール』上映後のQ&Aでの発言を米GamesRadar+が伝えた。『ドゥームズデイ』で既存キャラクターへの敬意を保ちながら物語を前進させる方法を尋ねられたアンソニーは、それを「とても難しい」作業だと認めている。
ルッソ兄弟自身もキャラクターとその歴史を愛しているからこそ、自分たちなりの感覚を頼りに判断するしかないという。「ファンダムは一つの声で語るわけではありません」とアンソニー。どのキャラクターを好むのか、さらに同じキャラクターでもどの時期や解釈を好むのかは人によって異なり、ファンとキャラクターの関係は複雑なのだと説明した。
その一方で、これまで積み重ねられてきたキャラクターの物語は大切にする。「それが彼らの魅力の大きな部分です」としながらも、これまでと同じことを繰り返すだけではない。キャラクターが何者なのか、どこへ向かうのか、何が起こり得るのかについて「自分たち自身を驚かせる必要がある」と述べ、その結果として観客にも驚きを与えたいと語っている。
その姿勢を象徴するのが、ロバート・ダウニー・Jr.をヴィクター・フォン・ドゥーム役に起用したことだ。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)でトニー・スターク/アイアンマンとして大きな結末を迎えた俳優を、今度は全く別のキャラクターとして呼び戻す。アンソニーによれば、こうした大胆な挑戦をしながら、これまで効果的に築かれてきた物語にも忠実でいる、そのバランスを探っているという。
ダウニー・Jr.版ドゥームについては、ジョー・ルッソも以前、トニー・スタークと同じ顔を持つ理由について「映画を観れば、すべて納得できる」と予告していた。単なるサプライズ配役ではなく、これまでのMCUの歴史そのものを利用した仕掛けが用意されていることになる。
ルッソ兄弟はさらに、『ドゥームズデイ』からMCUを「フェーズ0」に戻し、ゼロから再出発させるという考えも明かしている。その際にもジョーは「変化し、驚きを与え、自らを再発明する」ことを重視し、『ドゥームズデイ』では「いくつかの変化が見られる」と予告していた。今回の発言は、その“変化”が世界観だけでなく、長年親しまれてきたキャラクター自身にも及ぶことを示している。
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は2026年12月18日(金)日米同時公開。
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Source:GamesRadar+



























