MCU、「フェーズ0」から再出発へ ─ 『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』から変化開始、「覚悟しておいて」と監督

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)は、『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』に登場するドクター・ドゥームによって大きく姿を変えることになりそうだ。監督を務めるジョー&アンソニー・ルッソ兄弟が、MCUは「フェーズ0」に戻ると宣言している。
米The Hollywood Reporterによると、ジョー・ルッソは『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』について、MCUは「フェーズ0に戻る」とSXSWロンドンにて発言。「ゼロからの再出発です。過去のものに頼っているとは誰にも感じてほしくありません」と語った。
「連続ドラマ的に変化し、驚きを与え、自らを再発明し、また変化して、驚かせる。それがエキサイティングなのです。『ドゥームズデイ』では、いくつかの変化が見られることになると思います。覚悟していてください」
ルッソ兄弟はこの日、ダウニーとも会っていたそうで、そこで「フェーズ0」という考えについて話し合っていたという。ダウニーといえば、MCUでは長年にわたりアイアンマン/トニー・スタークを演じ、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で同役としての物語に区切りをつけた。ところが『ドゥームズデイ』では、MCU最大級のヴィランであるドクター・ドゥーム役として復帰する。MCUの“顔”だった俳優が、今度は世界を作り変えるかもしれない脅威として戻ってくる。
大きな転換点となりそうなのが、2027年公開予定の次作『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ(原題)』である。ルッソ兄弟は以前、『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』が「終わりの物語」だったのに対し、『ドゥームズデイ』『シークレット・ウォーズ』は「始まりの物語」になると語っていた。さらにマーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギも、『シークレット・ウォーズ』がMCUの「リセット」になることを示唆している。
原作コミック『シークレット・ウォーズ』、特にジョナサン・ヒックマンによる2015年版では、複数のユニバースが衝突する“インカージョン”によってマルチバースが崩壊。ドクター・ドゥームは、その残骸をつなぎ合わせた世界“バトルワールド”を作り上げ、自らを“ゴッド・エンペラー・ドゥーム”として君臨する。ドゥームは、単なる侵略者ではなく、世界を作り直す存在として描かれている。
最終的にはリード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティックがドゥームを打ち破り、マルチバースは新たな形で再生される。この原作の構造を踏まえるなら、『ドゥームズデイ』で始まる「フェーズ0」は、『シークレット・ウォーズ』での本格的な再構築に向けた第一歩とも考えられる。MCUが積み重ねてきた歴史を一度“終わらせる”のではなく、ドゥームという存在を通じて、別の形へ組み直していくという展開が待っているのかもしれない。もちろん、映画版が原作をどこまで踏襲するかは不明だ。
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は、2026年12月18日に日米同じ公開予定。続く『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ(原題)』は、2027年12月17日に米国公開予定。
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Source:THR






























