スピルバーグ、これだけ宇宙人映画を作ってるのにUFOを見たことがなくて「さすがにちょっと悔しいですよ」

『未知との遭遇』(1977)や『E.T.』(1982)、『宇宙戦争』(2005)など、長年にわたって地球外生命体との遭遇を映画に描いてきた巨匠スティーヴン・スピルバーグ。しかし、本人はいまだUFOを目撃したことがないという。これだけ宇宙人の映画を作ってきたのだから、宇宙人の方も一度くらい本人のところに姿を見せても良いのに……と、筆者の単独インタビューでボヤいた。
最新作『ディスクロージャー・デイ』でも、再び“地球外生命体”を題材にしたスピルバーグ。本作をあくまでSFとして描いたものだとしながらも、「非人間知性」の存在を証明しうる情報が世界のどこかに存在するという考えについては、「非常に真剣に捉えています」と語っている。
そこで筆者は、「これだけ地球外生命体についての映画を作ってきたのに、まだ姿を見せてくれないことにもどかしさはありますか? 少なくとも一度くらいはあなたのところに来て、『ありがとう』と言っても良さそうなのに」と尋ねてみた。
すると同席した本作主演のエミリー・ブラントも、「そうですよ! 本当にそう思う!」とすかさず同意。スピルバーグも「ありがとう、ありがとうエミリー!」と笑いながら、こんな本音を明かした。
「いやー、本当にそうなんですよ。私は地球外生命体や宇宙の謎について、これまで映画や物語を作ってきて、それによって本当に多くのものを受け取ってきました。ただ、その一方で……そうですね。これだけたくさんの作品を世の中に送り出してきたのに、まだ私の前には姿を見せてくれない! さすがにちょっと悔しいですよ(笑)」
自身がいまだに宇宙人との“未知との遭遇”を果たしていないのには、逆に何か理由があるはずだと、本人は前向きに勘繰っている。
「もし彼らが私の前に姿を現してしまったら、私がもう満足しちゃって、映画を作らなくなってしまうと思っているのかもしれない。だから、私にこれからも彼らの物語を語り続けさせるために、少し駆け引きをしているのかもしれませんね。もっとも、私としては喜んで作り続けますけどね!」
では、いつか本当に宇宙人が地球を訪れたら、彼らにどんな映画を見せるのだろうか。「人間とはどんな存在なのか理解してもらうため、一本だけ映画を見せられるとしたら?」と二人に聞くと、ブラントはフランク・キャプラ監督の名作『素晴らしき哉、人生!』(1946)を挙げた。
「『素晴らしき哉、人生!』はいいんじゃないですか。複雑なところがあって」とブラント。スピルバーグも「ああ、いいね。大好きだ」と賛同しつつ、自身が宇宙人に見せる一本には別の作品を選んだ。
「それなら私はたぶん『ジョーズ』を観せます。とにかく海には入らないように、と警告するために(笑)」
サメ映画の宇宙進出である。

スピルバーグによる地球外生命体へのSFロマンが詰まった映画『ディスクロージャー・デイ』は2026年10月1日(木)全国公開。
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