「マンダロリアン」との関わりと続編情報

また本作は、現在配信中のドラマ「マンダロリアン」とも物語上の強いつながりがある。「マンダロリアン」シリーズ全体で重要キーワードとなっている“クローン技術”の核となる部分が描かれているのが、この「バッド・バッチ」シーズン2なのである。グローグーが狙われていたのも、「バッド・バッチ」で起きたことの延長線上にあるのだ。

「マンダロリアン」シーズン3第3話で、ドクター・パーシングがさらっと言及した「カミーノ人の功績」という表現がいかに危ういかも、本作第11話以降を見れば分かるであろうし、パーシングの研究が、本作のヘムロックと同じくパルパティーンの野望に沿ったものであることも理解できる。シーズン4の制作も決定している「マンダロリアン」を深く理解するには、「バッド・バッチ」シーズン2が欠かせない存在となっているのだ。

以上、今後の期待も含めて見所を解説してきたが、現時点で「バッド・バッチ」シーズン3に関する情報はない。期待できる発表タイミングは、ロンドンで開催中の「スター・ウォーズ・セレブレーション」だ。それぞれオメガとバッド・バッチの声を演じたミシェル・アンとディー・ブラッドリー・ベイカーが登壇予定（現地時間4月10日）のため、ここでシーズン3に関する発表がなされるかもしれない。最終話の終わり方も、続編を作る気しか感じられないものであったので、いずれにせよ公式発表は近いうちにあるだろう。