Menu
(0)

Search

『クレイフェイス』は「バットマンの影を感じる」映画に ─ 新DCユニバースのゴッサムも「腐敗した街」

クレイフェイス
© DC Studios. All Rights Reserved.

映画『クレイフェイス』(2026)は、いまだ新DCユニバースに登場していないバットマンの存在を感じられる作品になっているという。監督のジェームズ・ワトキンスが、本作に登場するゴッサムシティの造形を語った。

『クレイフェイス』は、コミックではバットマンの宿敵のひとりであるクレイフェイス/マット・ヘーゲンの誕生を描く物語。将来を期待された若きスター俳優マット・ヘーゲン(トム・リス・ハリス)が、ある事件でキャリアと名声、そして“顔”を失い、禁断の治療によって恐ろしい怪物へと変貌していく……。

英SFX Magazineのインタビューにて、ワトキンス監督は「ゴッサムという街が舞台ですから、バットマンの影を否応なく感じることになるでしょう。それがゴッサムシティの本質なのです」と語った。

『クレイフェイス』アート制作取材

新DCユニバースでは、新バットマン映画『ブレイブ&ボールド』が進行中だが、現時点ではバットマン/ブルース・ウェイン役の俳優も未定。「ランタンズ」(2026)「クリーチャー・コマンドーズ」(2024-)では存在に言及されてきたものの、本格登場はしばらく先となりそうだ。

しかし、『クレイフェイス』のゴッサムにはその気配が漂っているという。「この世界には腐敗していてほしい、と考えました。ゴミが回収されずに放置され、荒廃した雰囲気があって、薄汚れている。そして、都市空間の圧迫感を感じる街です」とワトキンス監督は語った。

参考にしたのは、1980〜1990年代のニューヨークのストリート写真。ドキュメンタリー映画『Everybody Street(原題)』(2013)も鑑賞し、ニューヨークのストリート写真家たちの作品も多数参照した。「ニューヨークの猥雑な華やかさや、少し尖っていて、風変わりで、どこか不穏な雰囲気を捉えていました。色彩も濃く鮮やかなんです」

新DCユニバースにとっては、ゴッサムシティを本格的に実写で描き出す初めての作品となる。しかし、DCスタジオやジェームズ・ガンから細かく口を出されることはまったくなかったそう。むしろ「しっかりと支えてもらえた」とワトキンス監督は語っている。

脚本は『ドクター・スリープ』(2019)などのマイク・フラナガンと『ドライヴ』(2011)のホセイン・アミニ。監督は『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』(2024)のジェームズ・ワトキンスが務め、製作には『THE BATMAN―ザ・バットマン―』(2022)のマット・リーヴスのほか、DCスタジオ代表のジェームズ・ガン&ピーター・サフランが名を連ねた。

映画『クレイフェイス』は2026年10月30日(金)公開。

Source: SFX Magazine

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly