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【ネタバレ】『ゴッドファーザー PART III』再編集版、アル・パチーノが出来栄えを称賛「良くなったと確信」

『ゴッドファーザー PART III』
© Paramount Pictures 写真:ゼータ イメージ

不朽の名作の完結篇『ゴッドファーザー PART III』(1990)の再編集版『ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期』が、2020年12月23日に発売される。この度、主演のアル・パチーノが再編集版を一足先に鑑賞して、その出来栄えを称えている。

この記事には、『ゴッドファーザー』シリーズのネタバレが含まれています。

アメリカで絶大な権力を握るコルレオーネ・ ファミリーの栄華と衰退を描いた『ゴッドファーザー』は、映画史に残る名作として語り継がれているが、第3作『ゴッドファーザー PART III』は前2作程の高い評価・興行収入は得られなかった。米国公開から30周年を記念した再編集版は、フランシス・フォード・コッポラ監督本人が再編集を担当した一作であり、自身と原作者・脚本家マリオ・プーゾが当時構想していた本来の意図が尊重された決定版だ。

Deadlineにて、アル・パチーノが再編集版について、「冒頭を見た時、安心して一息付きました。良くなったと確信したので」と感想を述べた後、第1作目『ゴッドファーザー』(1972)を振り返りながら、その理由及びマイケル・コルレオーネの人生について説明している。

「“ケイ、これが僕の家族さ。ただ僕は違う”とマイケルが発して、大学を卒業した賢い戦争の英雄が、父親が危機的状況に陥ったことから思わぬ事態に巻き込まれて、逃げ道のない生活を余儀なくされる一連の姿の面影を垣間見ることが出来ました。」

アル・パチーノは続けて、マイケル・コルレオーネの懺悔や苦悩などを捉えながら、資産を合法化するために銀行と大司教に接近する姿を描いた『ゴッドファーザー PART III』での役柄について以下のように語っている。

「彼は事業を継続するように奮闘しています。仕事や小細工という天性の才能を持つだけでなく、手段を選ばないことから犯罪組織の権力を握ることになったのです。私自身としては彼が典型的なギャングに成り下がることに満足しているとは決して思っていませんでしたけど。そこで、教会からの償いや、彼が望んでいた家族からの尊敬の眼差しを与えられる機会を遂に得ました。しかし、彼は弟のフレドを殺害したことについて懺悔しながらも、間もなく教皇になろうとしている司教に妨害されてしまいます。そして、彼は教会による壮大な裏切りによるストレスの影響を受けて、糖尿病に苦しむことになります。加えて、オペラを観に行ったところで、娘を殺されてしまいました。」

ちなみに、マイケル・コルレオーネの元妻役を演じたダイアン・キートンはオリジナル版について「好きじゃなかった」としながら、再編集版を鑑賞した体験を「人生最高の出来事のひとつ」と絶賛している。

映画『ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期』ブルーレイは2020年12月23日(水)発売。

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Source:Deadline

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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