『ロッキー』製作描く映画『I Play Rocky』予告編が公開、スタローン完全再現に驚け

シルベスター・スタローンが『ロッキー』(1976)を書き上げ、自ら主演の座を勝ち取るまでを描く新たな伝記映画『I Play Rocky(原題)』の初予告編が公開された。
若きスタローンを演じるのは、「ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男」(2022)で若き日のアル・パチーノ役を務めたアンソニー・イッポリト。容姿だけでなく、口の中で言葉を転がすような独特の発声や低い声色までスタローン本人に驚くほど似せており、予告編の第一声から強烈な再現度を見せている。
物語は、無名俳優だったスタローンが、俳優として成功するには自分で脚本を書くしかないと決意するところから始まる。若きスタローンは、わずか3日半でボクシング映画の脚本を書き上げる。
完成した脚本にプロデューサーたちは可能性を見出すが、主演にはチャールズ・ブロンソンやクリント・イーストウッドのようなスターを想定していた。しかしスタローンは、会議の席で言い放つ。「俺がロッキーを演じる」と。
スタジオ側は脚本を買い取ろうと、2万5,000ドル、7万5,000ドル、17万5,000ドル、さらには20万ドルまで金額を引き上げる。それでも駐車係として働き、金に困っていたスタローンは、「100万ドルでも、1,000万ドルでも手放さない」と主演を譲らない。
やがて製作は認められるものの、撮影が1日でも遅れれば降板させられ、“本物の俳優”と交代させるという厳しい条件が突きつけられる。慣れないボクシング練習で負傷し、自分の演技に自信を失いながらも、スタローンは「この映画は自分を信じることについての物語だ」「最後まで戦い抜くことについての物語だ」と奮い立つ。
『ロッキー』は100万ドル未満の製作費から世界興行収入2億2,500万ドルを記録し、第49回アカデミー賞で作品賞・監督賞・編集賞を受賞。スタローン自身も主演男優賞と脚本賞にノミネートされ、一夜にしてスターの座をつかんだ。
監督は『グリーンブック』(2018)のピーター・ファレリー、脚本はピーター・ギャンブル。共演には、スタローンの最初の妻サーシャ・チャック役でアナソフィア・ロブ、父フランク・スタローン・Sr.役でマット・ディロン、カール・ウェザース役でステファン・ジェームズが参加する。そのほか、P・J・バーン、トビー・ケベル、トレイシー・レッツ、ジェイ・デュプラス、キキ・セト、ロバート・モーガンらが名を連ねた。
『I Play Rocky』は、『ロッキー』公開50周年となる2026年11月6日より米国の一部劇場で公開され、同月中に拡大公開される。日本公開情報は未定。






























