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ジャン=リュック・ゴダール監督が逝去 ─『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』などで知られる巨匠

ジャン=リュック・ゴダール
Photo by https://www.flickr.com/photos/garysoup/3196585607 | Remixed by THE RIVER

『勝手にしやがれ』(1960)から『イメージの本』(2018)まで、半世紀以上にも渡り映画製作に取り組み、フランス映画界に革新をもたらしてきた巨匠、ジャン=リュック・ゴダール監督が逝去した。91歳だった。仏Libérationの情報をもとに、Reutersなどが続けて報じている。

映画界に新しい波をもたらした刷新運動「ヌーヴェルヴァーグ/ヌーベルバーグ」。フランソワ・トリュフォーやクロード・シャブロルらと並び、その旗手としても知られているのがジャン=リュック・ゴダールだ。

フランス映画界を代表する巨匠による初の長編映画『勝手にしやがれ』では、ベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた。以降、『男と女のいる舗道』(1962)、『はなればなれに』(1964)、『気狂いピエロ』(1965)、『アルファヴィル』(1965)、『パッション』(1982)、『カルメンという名の女』(1983)、『さらば、愛の言葉よ』(2014)、そして『イメージの本』に至るまで数多くの作品を発表しては、世界中の映画祭で喝采を浴びた。2018年には、第71回カンヌ国際映画祭にてスペシャル・パルムドール賞を受賞している。

2021年3月にゴダールは、「ふたつの脚本に取り組んでおり、その後、映画の人生、つまりフィルムメイカーとしての人生を終えようと思います。さようなら、シネマ」と引退作について語っており、映画製作に精力的に取り組んでいたところだった。

ご冥福をお祈りします。

Source:Libération , Reuters

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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