Kyoko「ベター・コール・ソウル」、「ブレイキング・バッド」を象徴するあのセットをどう再現？裏側が明らかに
この記事には、「ベター・コール・ソウル」シーズン6第11話のネタバレが含まれています。
「ブレイキング・バッド」のRV車、どうやって再現？
「ベター・コール・ソウル」シーズン6第11話に登場したのは、「ブレイキング・バッド」初期にウォルター＆ジェシーがメス製造に使用していたRV車だ。このエピソードでは、彼らがソウルを拉致した後、車内で気まずい会話をしながら帰る3人の様子が描かれている。
「ブレイキング・バッド」の撮影当時、RV車のセットは2つ存在していた。外観および運転シーン撮影のための車両と、内装撮影のためのサウンドステージだ。マーシュによると、RV車自体はソニー・ピクチャーズの敷地内に保管されていたが、「内部が完全に壊れていた」という。そこで、車内を再現するため「ブレイキング・バッド」を徹底的に見直し、8000枚のスクリーンショットを撮ったという。マーシュは「これらのアイテムが何かわかるまで、文字通り写真とにらめっこしていた」と話し、結果として、ビーカーやメチルアミンの容器など、すべてのアイテムが新しいものに置き換えられている。
さらにマーシュは、内装を「ブレイキング・バッド」と全く同じにするため、外観撮影用に使われたRV車と同じモデル（1986年製のフリートウッド・バウンダー）を探索。そして最終的に行き着いたのが、アルバカーキで「ブレイキング・バッド」RVツアーの会社を経営するフランク・サンドバルだ。彼は「ブレイキング・バッド」と全く同じ窓枠のRV車を所有する唯一の人物であり、喜んで番組に貸し出してくれたという。
「ブレイキング・バッド」＆「ベター・コール・ソウル」制作陣はディテールにこだわることで有名であり、その分ファンの期待も高い。あの象徴的なRV車を細部まで完璧に再現したからこそ、ウォルター＆ジェシーの再登場がより満足度の高いものになったのではないだろうか。
Source: Variety
