『ジャスティス・リーグ』スナイダー・カット、ブラックスーツ版スーパーマン登場映像が公開「あなたがアルフレッドですね」

『ジャスティス・リーグ』（2017）より降板したザック・スナイダー監督が当初の構想で新たに描く、通称「スナイダー・カット」より新映像が公開となった。ブラックスーツに身を包んだスーパーマンが、バットマン／ブルース・ウェインの執事アルフレッドを訪れるシーンだ。

2020年7月25〜26日開催のオンラインイベント「Justice Con」で、ザック・スナイダー監督によって公開された。この映像では、バットケイブで車のメンテナンスをするアルフレッドのもとに、「あなたがアルフレッドですね（I’m assuming you’re Alfred.）」とスーパーマンが現れる。劇場公開版では観られなかったスーパーマンとアルフレッドのコンビ、そしてブラックスーツ姿がポイントだ。

コミック『デス・オブ・スーパーマン』では、ドゥームズデイとの戦いで死亡したスーパーマンが黒いスーツと共に復活する。スーパーマン役ヘンリー・カヴィルが黒いスーツの写真を公開していたように、実写版でも再現されるらしいことは『ジャスティス・リーグ』劇場版が公開される以前から示唆されていたものの、結局映画に登場することはなかった。

この訪問シーンは、以前の予告編映像にも含まれていたもので、本編からはカットされていた。グラスに入った飲み物が揺れ、現れた何者かにアルフレッドが「あなたが来るということは彼から聞いていました。手遅れでなければ良いのですが」と話すものだ。当時はアルフレッドの元に現れた人物が何者か分からず、アルフレッドの眼鏡がわずかに緑色に反射していることから「グリーン・ランタンではないか」との説も囁かれたものだ。

この映像発表に先駆けて、スナイダー監督は「短いクリップ」を近日中に公開すると予告していた。この時監督は、「スナイダー・カット」の上映時間について、かねてより示唆されていた214分よりも長くなる可能性を話してる。配信はワーナー運営の映像配信サービスHBO Maxにて2021年初旬〜中旬を予定。今後の動きにも注目だ。