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エリック・バナ主演『渇きと偽り』9月に日本公開決定 ─ ベストセラー小説の映画化、オーストラリアが直面する問題を生々しく描く

渇きと偽り
©2020 The Dry Film Holdings Pty Ltd and Screen Australia

『ハルク』(2003)『キング・アーサー』(2017)などのエリック・バナ主演、オーストラリアでロングランヒットとなったクライムサスペンス映画『The Dry(原題)』が、『渇きと偽り』として2022年9月23日(金)より公開されることが決定した。

世界的ベストセラーとなったジェイン・ハーパーのデビュー作『渇きと偽り』(ハヤカワ文庫刊)を、オーストラリア最高峰の映画人たちが映画化。『NY心霊捜査官』(2014)などでも知られるエリック・バナにとって本作は、12年ぶりのオーストラリア映画主演となる。自然に恵まれた観光大国の裏側で、いまオーストラリアが直面する問題を生々しく世界に提示しながら、エンターテイメントに昇華させた至高のクライムサスペンスがついに日本公開だ。

過去と現在に起きた二つの不可解な事件を軸に、息の詰まるような人間ドラマが展開される本作。物語の舞台となるのは、1年近く雨が降っていない架空の田舎町。干ばつに喘ぐ閉鎖的な田舎町で暮らす人々の憤りや焦燥感がサスペンスをさらに盛り上げていく。

メルボルンの連邦警察官アーロン・フォークは旧友であるルークの葬儀に参列するため、20年ぶりに故郷に帰ってきた。自ら命を絶つ前に自身の妻と子供を殺したとされるルークは、10年以上も干ばつが続き、狂気に襲われたこの土地の犠牲者だと思われていた。気が進まないながらも、町にとどまって捜査を行うことにしたフォークは、自身の古傷となっている、当時17歳のエリー・ディーコンの死に向き合うことになる。

フォークは数十年も離れて起こったふたつの犯罪はつながっているのではないかと疑う。ルークの無実だけでなく、自身の無罪を証明すべく奔走するフォークは、彼に向けられた偏見や、怯えた住人たちが抱える鬱屈とした怒りと戦うことになる。果たしてルークは本当に家族を殺したのか。そして過去の未解決事件の犠牲者、エリーの死の真相とは?

主演を務めるエリック・バナは原作に惚れ込み、自らプロデューサーも務めた。バナは作品について、「国内に限らず海外の映画館で、本作で描かれるような人口の少ないオーストラリアの地域を見せられることについて、とてもワクワクしています。オーストラリア人がどのように未開地を捉えているか、都市部、またその近隣に住む人がどのように今のオーストラリアを捉えているか、リアルに描かれた作品です」とコメントしている。

渇きと偽り
©2020 The Dry Film Holdings Pty Ltd and Screen Australia

映画『渇きと偽り』は、2022年9月23日(金)、新宿シネマカリテほか全国ロードショー。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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