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『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』J・Jエイブラムス監督が意図したバージョンの公開望む「ReleaseTheJJCut」運動が話題に

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』来日イベント

降板したコリン・トレボロウ監督に代わって、ピンチヒッターで再登板したJ・J・エイブラムス監督によって急ピッチで仕上げられた『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』をめぐって、SNS上で新たなトレンドが浮上している。J・J・エイブラムス監督が意図した編集版を求める#ReleaseTheJJCut の動きが登場したのだ。

きっかけとなったのは、米ネット掲示板のRedditに書き込まれた情報。内容は「『スカイウォーカーの夜明け』製作に近しい人物から聞いた話」であるため、あくまでも「ネットの噂話」の域を出ない。

ここには概ね、J・J・エイブラムス監督のクリエイティブ・コントロールがディズニーの元で次第に奪われていったらしい経緯がまとめられている。「J・Jカットは存在するし、ずっとある。“誰かがうっかりリーク”でもしない限り、観られることはなさそうだが」と締められており、これにファンが大きく反応したというわけだ。

Twitter上には、「J・Jカット」の公開を求める#ReleaseTheJJCut のハッシュタグが登場、米国でトレンド入りを果たす盛り上がりを見せる。これは明らかに、2017年公開のDC映画『ジャスティス・リーグ』で、ザック・スナイダー監督が当初意図していたバージョンの公開を求める#ReleaseTheSnyderCut の一連の運動を彷彿とさせるものだ。

もっとも、スナイダー・カットの場合は監督が製作を途中降板してしまったことにより生じた、必然的な「創作性の違い」に基づくもの。一方J・Jカットの場合は、ディズニー/ルーカスフィルムを取り巻く政治的な要因が大きいから、この件について今後関係者が公言する可能性は低いだろう。「J・Jカット」なるものが本当に存在すればの話だが。

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)時には、その内容に満足しなかったファンが作品そのものの取り消しを求める署名活動を行ったこともあった。『スター・ウォーズ』とファンダムの間には、一筋縄ではいかない話題が絶えない。

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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