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「ロキ役、こんなに長く演じるとは」トム・ヒドルストン、15年間の旅を語る ─ 物語の核心は「家族」

トム・ヒドルストン
Photo by Kevin Payravi https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tom_Hiddleston_at_the_2024_Toronto_International_Film_Festival_2.jpg Remixed by THE RIVER

「こんなに長く演じることになるとは思ってもみなかった」──マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の黎明期からロキ役を演じてきたトム・ヒドルストンが、チューリッヒ映画祭にて、長年にわたるキャラクターとの旅路を振り返った。米Varietyが報じている。

ヒドルストンは『マイティ・ソー』(2011)から、来たる『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』まで、単独ドラマ「ロキ」(2021-2023)も含めて約15年にわたりロキ役を演じ続けてきた。

「ロキは非常に奥深く、かつ多面的な素晴らしいキャラクターです。僕は、『マイティ・ソー』における彼の出発点を知っていたので、彼の持つ“誰かを愛する力”や、彼も家族の一員なのだというところへ、もう一度戻したいと思っていました。どうにかして、彼の物語を完結させたかったんです」

その物語を追いかけてきたファンもよく知るように、ロキの物語は、兄のソー(クリス・ヘムズワース)や父オーディン(アンソニー・ホプキンス)、母フリッガ(レネ・ルッソ)ら家族と深いつながりがあった。MCU以前、英国の映画監督ジョアンナ・ホッグの作品2本に出演していたヒドルストンは、この一点において、巨大なマーベル映画への移行にはさほど衝撃を受けなかったという。

「使えるリソースの大きさやスタッフの人数、セットのサイズは違います。とにかく、すべてが現実離れするほど巨大でした。[中略]けれど、ひとつひとつのシーンにはとても深みがあり、激動や葛藤、魂、感情に満ちていました。」

監督は同じくイギリスの演劇界出身であるケネス・ブラナー。ソー役のクリス・ヘムズワースとはすぐに意気投合し、「自分たちは世界一幸運なふたりではないか」と感じたと話す。スタントのトレーニングもともに楽しんだそうで、マーベル映画初期の記憶は、ヘムズワースとの「鮮やかで、幸せな」友情の思い出が大部分を占めているという。

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、『マイティ・ソー』がヒドルストンの出演する唯一の映画ではないことを早くに告げていた。「『アベンジャーズ』のコミック創刊号はロキがヴィランだから、(映画でも)あなたにヴィランを演じてほしいんだ、と言われました」

もっとも、その後のロキがこれほど複雑で奇妙な道筋をたどることになるとは、ヒドルストンも想像していなかっただろう。『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』では、「ロキ」を経て“物語の神”となった姿で登場。今回もストーリーに欠かせない重要な役どころになっているという。

『ドゥームズデイ』への出演が明らかになった際、「ロキを演じるのは僕の人生にとって特別な一章」と語っていたヒドルストン。その物語はまだ終わっていない。

映画『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は、2026年12月18日に日米同時公開。

Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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