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トム・ホランド「ロミオ&ジュリエット」舞台キャストが一挙発表 ─ ジュリエット役は新星フランチェスカ・アメウダ=リヴァーズ

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『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランド主演舞台、『ロミオ&ジュリエット(原題:Romeo & Juliet)』の出演者が一挙に発表された。ヒロインのジュリエット役は、新星フランチェスカ・アメウダ=リヴァーズが演じる。

ジュリエット役に抜擢されたアメウダ=リヴァーズは、英BBCのシットコム番組「Bad Education(原題)」のシーズン4~5(2022-2024)に出演。舞台経験はあるものの、その他の出演歴は短編映画3本のみという新星だ。

出演の発表にあたっては、「ジェイミー・ロイド・カンパニーのジュリエット役でウエスト・エンドにデビューできることに感謝します。ジェイミー(・ロイド)率いる素晴らしいアーティストのチームに加われることは夢のようです。トムとともにこの物語に新鮮なエネルギーを与え、新たな観客を劇場でお迎えすることを楽しみにしています」とのコメントを発表した。

ジュリエットの父親キャピュレットを『セブン・シスターズ』(2017)のトミワ・エデュン、ジュリエットに結婚を申し込むパリスを新人ダニエル・クイン=トイ、ジュリエットの乳母を「センス8」(2015-2018)のフリーマ・アジェマン、ロミオの親友マキューシオをジョシュア=アクサンダー・ウィリアムズが演じる。

また、ロミオの母親モンタギュー役はミア・ジェローム、修道士役はマイケル・バログン、ロミオの親友ベンヴォーリオ役はNTLive『シラノ・ド・ベルジュラック』(2019)のニマ・ターレガーニー。そのほか、撮影スタッフ役をカラム・ハインリッヒ&コーディ・モーティマーが演じる。シェイクスピアの原作と異なる点は、演出家ジェイミー・ロイドの翻案による部分だろう。

キャストの発表にあたり、ロミオ役のトム・ホランドも「『ロミオ&ジュリエット』のキャストを発表できることをこの上なく嬉しく思います。稽古の開始が楽しみです。本当に特別な作品を一緒に作れると思います」とコメント。演出のジェイミー・ロイドも、「『ロミオ&ジュリエット』で素晴らしいトム・ホランドに加わる最高のキャストをご紹介できて嬉しいです。フランチェスカ・アメウダ=リヴァーズは才能あふれる若いアーティストです」と記している。

舞台『ロミオ&ジュリエット』は、「クラウデッド・ルーム」(2023)後に俳優活動を一時休業していたホランドの復帰第1作。ウィリアム・シェイクスピアの同名戯曲を、エミリア・クラーク主演『かもめ』やジェームズ・マカヴォイ主演『シラノ・ド・ベルジュラック』のジェイミー・ロイドが演出する。ロンドン・ウエストエンドのヨーク公劇場で、2024年5月11日から8月3日まで上演予定。約6万枚のチケットは一般発売後数時間で完売した。

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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