Yuka Shingai『トップガン マーヴェリック』『スパイダーマン：NWH』、イギリスでホームエンタ大ヒット
トム・クルーズ主演、『トップガン マーヴェリック』（2022）と『スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム』（2021）のDVDやブルーレイ、デジタル配信といったホームエンタイテンメント版が、2022年のイギリスでワンツートップとなったようだ。英国スクリーンエンターテインメント協会とオフィシャル・チャート・カンパニーの発表をを米Varietyが報じている。
本調査によると、『トップガン マーヴェリック』はDVD、Blu-rayディスク、ダウンロード型動画販売を合計すると120万本のセールスを記録。前作『トップガン』（1986）も50万回近くデジタルレンタルされたという。
『スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム』は動画配信サービスでのレンタル45万回以上を合わせて、DVD、Blu-rayディスク、ダウンロード型動画販売が合計90万本以上のセールスを記録した。
この2作の人気があってか、2022年の動画配信サービスの契約者数は約5,000万件で前年比6.4％増となったと、調査会社フューチャーソース・コンサルティングは明らかにしている。
英国スクリーンエンターテインメント協会の重役、リズ・ベイルズは「英国のホームエンタテインメントは目の肥えた聴衆のニーズに応えるべく、目覚ましいスピードで発展を遂げてきました。劇場における高い興行収入は今もなおホームエンタテインメントの成功を暗示するものでもあります。『トップガン マーヴェリック』の劇場での並外れた成績が年間最大のセールスとなったこと、そしてオリジナルの『トップガン』がレンタルで驚異的な結果を残し、聴衆がノスタルジーを愛していることを再度証明してみせたことを目の当たりにできて光栄です」とコメントしている。
『トップガン マーヴェリック』は全世界累計興収14億8,873万ドル、『スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム』は19億669万ドルと、コロナ禍において大きく打撃を受けた映画産業における希望の光となった。劇場での記録的大ヒットがDVDやレンタルの売上に直結したのも納得の結果と言えるだろう。
現在大ヒット上映中の『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』は『トップガン マーヴェリック』越えが確実視されているが、こちらもホームエンタテインメントに影響を与える一石となるだろうか。
Source:Variety
