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「ウルトラマン」CGアニメ映画化、『KUBO』デザイナー・脚本家が監督に ─ Netflixで配信

Ultraman
©円谷プロ

日本発の特撮ヒーロー、ウルトラマンが海外のクリエイターらによってCGアニメ長編映画化されることがわかった。原題はその名も「Ultraman」で、Netflixでの配信となる。円谷プロダクションが発表した。

監督は、これまで『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(2016)の脚本・キャラクターデザインを手掛けたシャノン・ティンドル。長編映画の監督はこれが初となる。脚本は、ティンドルが『KUBO』でも共にしたマーク・ヘイムズと共同で執筆する。

ティンドル監督は、「この映画を作ることは、私の長年の夢でした」と喜びのコメントを寄せている。「円谷英二さんの『ウルトラマン』に対する私の愛から生まれたオリジナルストーリーが、幸運にも映画として実を結ぶことになりました。円谷プロダクションの方々からの素晴らしい信頼と、Netflixアニメーション部門の皆さんのサポートに、心から感謝しています。優れたメンバーがそろった私たちチームの斬新な『Ultraman (原題)』を、世界中の視聴者にお届けできる日を楽しみにしています」。

共同監督にはジョン・アオシマ。プロデューサーにトム・ノット、共同プロデューサーにリサ・プールが名を連ね、制作は円谷プロダクションに、インダストリアル・ライト&マジック (ILM)も加わっている。

野球界のスター選手、サトウ・ケンのもう一つの姿、それは地球を守るスーパーヒーロー、ウルトラマン。その役割を担うべく、サトウは日本に帰国するも、戻ってすぐに、「宿敵」の子である赤ちゃん怪獣の養育を任されるという、思いもよらない事態に。チームの一員として、また新米パパとして奮闘しながら、ケンは自分の中にあるエゴや疎遠になっている父、過激な怪獣防衛軍の台頭と向き合い、ウルトラマンであることの本当の意味を見出していく。

Ultraman
©円谷プロ

円谷プロダクション、塚越隆行代表取締役会長兼CEOは、「『ウルトラマン』は55年前、当社の創業後間もなく日本で誕生しました。円谷プロダクションにとって今回のNetflixとの取り組みは、創業以来初めての本格的な全世界に向けての展開になります」と紹介している。「『ウルトラマン』は、これまで多くの人たちを魅了してきました。シャノン・ティンドル氏もその一人です。彼は子供のころからウルトラマンに大きな影響を受けて育ち、そしてクリエイターになったとお聞きしています。今度は世界中の子供たちが、Netflixを通じてシャノンのウルトラマンを観て、勇気と希望と思いやりの気持ちを育んでもらえたらうれしいです」。

Netflixオリジナルアニメーション部門ディレクター、アラム・ヤクービアンは、「親愛なる円谷プロダクションの皆さんと協力し、この人気ヒーローを世界中のNetflixメンバーに楽しんでいただけることを、大変光栄に思います。また、シャノン、ジョン、そして『ウルトラマン』を愛する各国の素晴らしいアーティストたちと手を組めることに胸が躍っています。この日本の国民的ヒーローを愛するファンに、私たちの映画をお届けするのがとても楽しみです。初めて観る若い世代の皆さんにとっても、きっと新しいお気に入りのスーパーヒーローとなるでしょう」とアピールした。

これまでもNetflixと円谷プロダクションは、アニメシリーズ「ULTRAMAN」(シーズン2を発表済み)を共同制作していた。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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