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『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』公開再延期の報道、別媒体が否定 ─ 情報が錯綜、公式コメントはなし

ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ
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トム・ハーディ主演『ヴェノム』(2018)続編、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の米国公開日についての情報が錯綜している。2022年1月への公開延期もささやかれたが、この噂は即座に否定された。

コロナ禍の影響がつづくハリウッドでは、スタジオ各社が新作映画の公開スケジュールや公開形式を検討するさなかにある。2021年8月24日(米国時間)、米Vultureは「ソニーが『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の公開を2022年1月21日まで延期することを計画している」と報道。ソニー側は、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の予告編が公開されたイベント「CinemaCon」の終了まで発表を待っていると伝えられた。

しかし米Varietyは、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』予告編の再生回数が歴代最高記録を樹立したことを報じた際、『ヴェノム』続編の公開時期について、「スタジオ関係者は(公開延期の)噂は事実ではないと述べている」と伝えた。しかしながら、いずれにせよソニーは一連の報道について公式のコメントを発表しておらず、実際の動きは今後の状況を見るほかない。

ソニーは『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』を2021年10月15日に、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を12月17日に、そして『モービウス』を2022年1月21日に米国公開予定(いずれも日本公開日は未発表)。約4ヶ月のうちに3本のマーベル映画を公開するという怒涛の計画だ。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の予告編が熱狂的に迎えられたことは、この計画を後押しする良い兆候だといわれている。ソニーは先日、「劇場公開を守り、保護することに力を注ぐ」という方針を強調したばかり。どうか計画通りに進行することを祈りたい。

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Source: Variety, Vulture

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。