『28年後…』3作目が「いったん後回し」状態に ─ 資金不足&『エルデンリング』実写化で多忙のため
映画『28年後…』(2025)から始まった新三部作の第3作が、製作停滞に陥っているようだ。監督を務める予定のダニー・ボイルが、資金調達と脚本家アレックス・ガーランドのスケジュールを理由に、企画が「いったん後回しになっている」と明かした。
2026年10月9日(現地時間)、BFIロンドン映画祭で開催されたトークイベントでの発言。米Deadlineなどが報じている。
ボイルによれば、ガーランドによる第3作の脚本はすでに完成しているという。しかし、製作に必要な資金はまだ確保できていない。
「アレックスは素晴らしい脚本を書いてくれました。あとは資金が必要なんです。それでも、実現することを願っています。」
さらにボイルは、ガーランドが別の大作に取り組んでいることも、企画が停滞している理由だと説明。「アレックスは自分の映画に取りかかっていて、それが非常に大きなプロジェクトなんです。だから、現時点ではいったん後回しになっています」と語った。
ガーランドが現在手がけているのは、A24製作による人気ゲーム『エルデンリング』の実写映画化だ。自身が脚本・監督を務める大規模作品で、2028年3月3日の米国公開が予定されている。
『28年後…』第3作をめぐっては、2025年12月にソニー・ピクチャーズが製作にゴーサインを出したと報じられていた。その後、ボイルは2026年6月、英国のロケ地で撮影できる時期が限られていることから、2026年内の撮影開始は難しく、2027年に持ち越される見通しだと説明していた。
ちなみに今回の発言からわずか9日前には、スイスのチューリッヒ映画祭で前向きな見通しを示していた。米Varietyの取材に対し、「いつになるかは分かりませんが、製作されるはずです。アレックス・ガーランドによる、とても良い脚本があります」と発言。第3作では、オリジナル版『28日後…』(2002)の主人公ジムを演じたキリアン・マーフィーに「かなり多くの出番がある」とも予告していた。
もっとも、第2作『28年後… 白骨の神殿』(2026)の興行成績は芳しくなかった。全世界興行収入は約5,850万ドル。製作費とされる6,300万ドルを下回り、前作『28年後…』の約1億5,140万ドルから大幅に数字を落とした。
ボイル自身も、次回作として南極を舞台にした映画企画を優先したい考えだという。ただし、こちらも製作資金の確保が条件となる。
『28年後…』新三部作は、ボイルとガーランドが約20年ぶりにシリーズへ復帰した第1作に続き、ニア・ダコスタ監督の『28年後… 白骨の神殿』が2026年1月に公開された。第3作ではボイルの監督復帰が見込まれているが、現時点で撮影開始時期や公開日は未定。脚本は完成しており、製作中止が決まったわけではないものの、完結編の実現にはまだ時間を要しそうだ。
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Source:Deadline, Variety, Variety, The Numbers





























