『クレイフェイス」ラストシーンを監督が語る ─ 「私が表現したかったのは」【限定】

DCスタジオの新作映画『クレイフェイス』は、恐ろしい怪物の誕生を描くボディホラーでありながら、ひとりの人間の悲劇を描く物語でもある。なかでも強烈な印象を残すラストシーンには、どのような意図が込められているのか?ジェームズ・ワトキンス監督が、THE RIVERのインタビューで語った。
本作は、バットマンの宿敵として知られるヴィラン、クレイフェイスの誕生を描くホラー・スリラー。主人公は、ある事件によって顔とキャリアを失った俳優マット・ヘーゲン(トム・リス・ハリス)。失った人生を取り戻そうと禁断の治療に手を伸ばしたことから、恐ろしい変貌を遂げていく。
『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』(2024)などで知られるワトキンス監督は、ホラーとしての恐怖だけでなく、マットという人物の感情にも重きを置いて本作を手がけた。印象的なラストシーンを通じて何を表現したかったのかと筆者が尋ねたところ、監督はまず、映画の結末を描くことの難しさについて語った。
「結末というのは、本当に難しいものです。物語をきちんと、あるべき場所に着地させなければいけませんからね。」
ワトキンス監督は印象的なラストシーンの中に、物語がたどり着く哀しくもドラマチックな思いを込めた。
「怪物の中に閉じ込められてしまった人間の姿も描きたかった。どれだけ怪物の姿になっても、その内側には常にひとりの人間が存在しているんです。
だからこそ、その人物が抱える悲しみや苦しみを、きちんと感じられるものにしたかった。つまり、そこには恐怖がありながら、同時に深い哀しみもある。私が表現しようとしたのは、その両方なんです。」
人間が怪物へと変貌するという恐ろしい運命を描きながら、その内面にある感情を決して見失わないこと。ワトキンス監督にとって、クレイフェイスは恐怖のモンスターというだけでなく、悲しみや苦しみを抱えたひとりの人間でもあるのだ。
果たして、その思いはどのようなラストシーンとして結実しているのか。結末の具体的な描写については伏せておくが、恐怖と哀しみが交錯する物語の行く末を、ぜひ劇場で見届けてほしい。
映画『クレイフェイス』は2026年10月30日(金)全国公開。THE RIVER公式YouTubeチャンネルでは、主演のトム・リス・ハリスと共演のナオミ・アッキー、ジェームズ・ワトキンス監督への貴重なインタビュー動画を公開中だ。
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