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ニコール・キッドマン&セバスチャン・スタン『ストレイ・ドッグ』公開決定 ─ LAネオ・ノワールの野心作、待望の日本上陸

ストレイ・ドッグ
© 2018 30WEST Destroyer, LLC.

ニコール・キッドマンセバスチャン・スタン共演のネオ・ノワール『Destroyer(原題)』が、邦題『ストレイ・ドッグ』として2020年10月23日(金)より全国順次公開となることが決定した。あわせて場面写真が到着している。

LA市警の女性刑事エリン・ベルは、若き日の美しさは遠い過去のものとして、酒に溺れ、同僚や元夫、16才の娘から疎まれる孤独な人生を送っていた。17年前、FBI捜査官クリス(セバスチャン・スタン)とともに砂漠地帯の犯罪組織に潜入したエリンは、取り返しのつかない過ちを犯し、捜査は失敗。その罪悪感は今でも彼女の心を蝕み続けていた。

ある日、エリンの元に差出人不明の封筒が届く。封筒の中身は紫色に染まった1枚のドル紙幣。それは、行方をくらました事件の主犯からの挑戦状だった。過去に決着をつけるため、犯人を追う野良犬〈ストレイ・ドッグ〉と化したエリンは、灼熱の荒野へと車を走らせる……。

ストレイ・ドッグ
© 2018 30WEST Destroyer, LLC.

オスカー女優ニコール・キッドマンは本作で刑事役に初挑戦し、ゴールデングローブ賞主演女優賞候補となった。従来のイメージを覆す、酒浸りの中年刑事を演じるため、特殊メイクによって顔かたちを変え、激しい暴力シーンや銃撃戦にも挑戦。エリンというキャラクターに複雑な陰影を与えた演技には「迫真の名演」「キャリア最高の演技」「こんなニコール・キッドマンは見たことがない」との絶賛が集まった。

監督を務めたのは『インビテーション』(2018)の日系女性監督カリン・クサマ。脚本を読み出演を熱望したニコールと四つに組み、強烈かつ緊張感みなぎる演出でドラマを牽引。“直射日光下のノワール”を目指して、実際の犯罪多発地帯を含むロサンゼルス全域でオール・ロケを敢行した。本作はロサンゼルスを舞台にした『L.A.大捜査線/狼たちの街』(1985)『ハートブルー』(1991)『ヒート』(1995)などに連なる現代版フィルム・ノワール=ネオ・ノワールの野心作。そして、善悪の境界線上で心身ともに引き裂かれる女性を描いた、ニコールとクサマ監督の新たな代表作である。

映画『ストレイ・ドッグ』は2020年10月23日(金)TOHO シネマズ シャンテほか全国順次ロードショー

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THE RIVER編集部THE RIVER

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