スピルバーグ史上最も要求が厳しかった『ディスクロージャー・デイ』 ─ 34年来の盟友、脚本家デヴィッド・コープが語る【独自】

映画『ディスクロージャー・デイ』におけるスティーブン・スピルバーグの要求は、過去34年にわたりタッグを組んできた脚本家デヴィッド・コープから見ても「史上最も厳しかった」という。THE RIVERの単独インタビューで、コープが盟友の変化を語った。
『ジュラシック・パーク』(1993)や『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997)、『宇宙戦争』(2005)、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)など、数々のスピルバーグ作品で脚本を手がけてきたコープ。スピルバーグの「変わったところ、変わらないところ」を尋ねたところ、「変わらないことのほうがずっと話しやすいですね」と答えてくれた。
「スティーブンは今もなお、とてつもないセンス・オブ・ワンダーの持ち主です」とコープは言う。
「彼が制作プロセスのなかで一番好きなのは、やはり“思いつく”ことなのだと思います。彼が、“もしもこうだったら最高じゃないか?”と言うとき、それは純粋な想像力と、純粋な思索の瞬間なのです。彼はそのときにこそ、最も興奮し、夢中になっているように見えます。」

その「情熱の火花」は、ともに仕事を始めた34年前から「まったく変わっていない」という。一方、仕事に向き合う厳しさは以前よりもさらに増しているそうだ。
「スティーブンは常にとんでもなく集中しているんです。そして、自分の仕事や、ひいては周囲の仕事に対しても、常に厳しい要求を突きつける。以前よりも、ますますその傾向は強まっていますね」
スピルバーグが自ら原案も担当した最新作『ディスクロージャー・デイ』では、その姿勢がコープの知る限り最も強く表れていた。「本作が特にそうだったのかはわかりませんが、最も集中していて、最も要求が厳しく、最も譲らない姿勢がありました。とことん徹底しているという意味で」という。
もっとも、その厳しさは、すべてを自分の思い通りに管理するという意味ではなかったようだ。
ダニエル役のジョシュ・オコナーは、事前に撮りたい映像や演出を厳密に決めておく監督なのかと想像していたところ、実際はセットを見てから撮影方法を考え、俳優と即興的にアイデアを出し合う人物だったと振り返っている。コリン・ファースも、スピルバーグは俳優からの提案を歓迎する監督だと証言。その仕事ぶりを、明確なテーマと構造を持ちながら他の演奏者を巻き込む「卓越したジャズミュージシャン」にたとえた。
映画『ディスクロージャー・デイ』は2026年10月1日(木)全国公開。
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