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『ドクター・ストレンジ/MoM』にワスプが登場する予定だった、オリジナル脚本の内容が一部判明

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
(c) Marvel Studios 2022

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)では、タイトルのとおりマルチバースの狂気に迫る物語が描かれた。サプライズキャラクターまで登場した本作だが、どうやらオリジナル脚本には、『アントマン』シリーズでおなじみのワスプも姿を現す予定だったようだ。

この記事には、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のネタバレが含まれています。

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
(c) Marvel Studios 2022

本作は、ドクター・ストレンジがアメリカ・チャベスというマルチバースを行き来する特殊能力を持つ少女とともに、あまたの世界を経て、“アース-838”へと辿り着くところから物語が大きく動き出していく。この世界で危険人物とされているストレンジは、ソーサラー・スプリームのモルドに連れられ、イルミナティという秘密結社と面会することになる。そこに姿を現したのは、モルドをはじめ、プロフェッサーX、キャプテン・カーター、ブラックボルト、マリア・ランボー/キャプテン・マーベル、そしてミスター・ファンタスティックだった。

もっとも、本作の共同脚本を務めたマイケル・ウォルドロンによれば、ワスプもまたイルミナティのメンバーとして登場する予定だったようで、それだけでなく、圧倒的な魔術を誇るスカーレット・ウィッチによって、ほかのイルミナティのメンバーたちと合わせて皆殺しにあう展開が用意されていたというのだ。本作のオーディオ・コメンタリーを、米The Directが紹介しており、そこでウォルドロン本人が以下のように説明している。

「『エイリアン2』を観て、あの宇宙海兵隊たちの大虐殺のされ方について考えていたんです。上手くいってよかったと思いました。もともと最初の脚本では、ワスプがイルミナティのバージョンとして登場し、小さくなって、ワンダに向かって飛んでいく展開があったんです。そこでワンダが手を叩いて、ワスプを潰すみたいな。」

実際に映画本編では、スカーレット・ウィッチがミスター・ファンタスティックの身体を引き裂いたり、キャプテン・カーターを盾を跳ね返して倒したりなど、イルミナティのメンバーを容赦なく虐殺していた。プロデューサーのリッチー・パーマーによると、MCU映画史上かつてないほどの残酷な展開は、メガホンをとったサム・ライミ監督や、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギをはじめとするプロデューサーたちの寛大な支えがあったからこそ実現したという。

ちなみに、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は、2022年6月22日よりDisney+にて配信開始となった。あらためて、スカーレット・ウィッチとイルミナティの衝撃の対決を観返してみてはいかがだろうか?

Source: The Direct

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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