Menu
(0)

Search

【ネタバレ】『ドクター・ストレンジ/MoM』とトム・クルーズのアレ、脚本家が語る

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
(c) Marvel Studios 2022

この記事には、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のネタバレが含まれています。

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
(c) Marvel Studios 2022

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』トム・クルーズ出る説とは何だったのか?

マルチバースによる奇跡が実現した『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に続いての公開となった『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』。本作でも同様に、マルチバース設定を活用した夢の共演が、公開前から大いに期待されていた作品だ。

実際に作中ではサプライズもあったが、さすがに実現しなかったクレイジーな説があった。トム・クルーズが、別世界のトニー・スターク/アイアンマンを演じるというものである。

この説の由来は、トム・クルーズがかつてアイアンマン役の候補にあがっていたとされる過去があったこと、および本作の予告編映像でみられた空飛ぶ謎の人物が、コミックで邪悪なトニーとして知られる「スーペリア・アイアンマン」のように見えたことだ。ネット上ではトムにシルバーのアイアンマン・スーツを着せたファンアートが出回り、おまけにスーペリア・アイアンマンを生み出したコミック・クリエイターも説に言及したことから、妙な説得力を持ち始めた。

さらにネットの深いところでは、「トムらしき人物」が「アイアンマンらしきコスチューム」を着用した「リーク写真らしき画像」も拡散。トムは本当にアイアンマン役を演じているのでは?との見方が強まっていたのだ。

ところが蓋を開けてみれば、この説は大外れ。ファンやメディアによる勝手な期待に過ぎなかったわけだが、「あれは完全にでっち上げでしたよ」と、本作脚本家のマイケル・ウォルドロンも米Rolling Stoneに話している。「リーク写真らしき画像」も何者かによるフェイクだったのだろう。

ただし、トム・クルーズが大好きだというウォルドロンは、なんと実際にマーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギと、「トム・クルーズ版のアイアンマンを出せないか」と話したことがあったのだという。彼らがどれくらい真剣に検討したのかは分からないが、当時トムは『ミッション:インポッシブル』新作2本の撮影中であったため、都合上オファーは“インポッシブル”だったという。ということは、仮にトムのスケジュールさえ空いていれば、少なくとも打診は行ったということか。

これを言ってしまうとキリがないのだが、マルチバースがあれば今後の作品ではどんなことも可能だ。大物俳優らが続々と参戦するマーベル・シネマティック・ユニバース。近い未来、トム・クルーズが「アイ・アム・アイアンマン」と宣言する日が来てもおかしくない……?

答え合わせしよう

Source:Rolling Stone

Writer

アバター画像
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。