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Z世代、サブスク月額料が抑えられるのなら広告も受け入れる ─変わりゆく「広告」への感覚、米調査

Image by Andrés Rodríguez from Pixabay

ストリーミング配信に挿入される広告は、とかく嫌われものと思われがちだ。しかし、若い視聴者ほど、広告の少なさよりも料金の安さを重視しているようである。

米Hub Entertainment Researchが実施した調査「TV Advertising: Fact vs. Fiction」で、Z世代の視聴者は、ストリーミングの月額料金を抑えられるのであれば、広告量が増えることも受け入れやすい傾向にあることがわかった。

同調査では、テレビ視聴者全体の広告に対する拒否感が、過去5年間で最低水準に低下したという。回答者のうち、広告を避けるために月額4〜5ドルを追加で支払いたいと答えたのは約3分の1。一方で、広告は「耐えられない」と答えたのは10人に1人にとどまった。

とりわけZ世代は、年長世代に比べて、広告の量が増えても料金が安くなるプランを選びやすいという。また、Z世代の3分の1超は、広告の本数を減らすのであれば、自分の興味に合った広告を表示してほしいと回答している。つまり、若い視聴者は広告そのものを無条件に拒んでいるのではなく、料金、広告量、関連性のバランスで判断しているようだ。

興味深いのは、広告中の“ながら見”についての結果だ。Z世代のほぼ全員が、CM中に別のデバイスを使うことがあると答えた一方で、そのうち8割は別画面を見ながらも広告の音声は聞き続けているという。広告の時間にスマートフォンへ視線を移していても、広告が完全に無視されているわけではないらしい。

一方で、広告ターゲティングに使われるデータについては、視聴者側にも明確な線引きがある。回答者は、視聴履歴や年齢・性別といった基本的な情報の利用には比較的寛容だったが、SNSでの活動、収入情報、AIチャットの履歴を広告に使われることには抵抗感を示したという。

調査は、2026年4月に米国の16〜74歳のテレビ視聴者3,000人を対象に実施されたもの。米国での調査結果ではあるが、Netflixやディズニープラス、Prime Videoなどで広告付きプランが広がるなか、ストリーミング視聴者の意識変化を示すものとして興味深い。

サブスクリプション料金の上昇が続く現在、“広告なし”は必ずしも最優先事項ではなくなりつつある。少なくとも若い世代にとって、広告付きプランは我慢して選ぶ妥協案ではなく、配信サービスを安く使い続けるための現実的な選択肢になっているようだ。

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Joe Kishi

THE RIVER編集部。ハリウッド大作からインディー作品、アニメーションまで幅広くカバー。魂を揺さぶる瞬間に出会える記事を届けたい。

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