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ジョニー・デップの映画復帰作、カンヌ国際映画祭のオープニング作品に ─ ルイ15世役、全編フランス語で演じる

ジョニー・デップ
Harald Krichel https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Johnny_Depp-2757.jpg Remixed by THE RIVER

ジョニー・デップの映画復帰作『ジャンヌ・デュ・バリー(原題:Jeanne du Barry)』が、2023年(第76回)カンヌ国際映画祭のオープニング作品に選ばれたことが分かった。米Deadlineが報じている。

2023年の同映画祭は5月16日(火)~5月27日(土)にかけて開催され、初日のオープニングを飾る本作は、同日にフランスの劇場でも公開される予定だ。

『ジャンヌ・デュ・バリー』は、59年間にわたりフランス国王に在位したルイ15世の最後の公妾、“デュ・バリー夫人”ことジャンヌ・デュ・バリーの人生から着想を得た歴史恋愛映画。労働者階級の貧しい家に生まれたジャンヌは、文化と享楽を求め、自分の知性と魅力を利用して社会の階層をひとつずつ登っていく。ルイ15世は高級娼婦となったジャンヌを愛し、彼女が娼婦であるとは知らぬまま、自分が生きることへの望みを取り戻していくのだった。二人は盲目的に愛し合い、ジャンヌは礼儀やマナーをかなぐり捨ててヴェルサイユに赴くが、宮廷は彼女の存在を歓迎せず……。

本作は全編フランス語で展開し、ルイ15世を演じるデップは、初めて全編にわたりフランス語のみで演技に挑んだ。1998年~2012年までフランス人歌手のヴァネッサ・パラディと結婚し、フランスで暮らしていたデップのフランス語にも注目だ。監督・脚本のほか、主人公のジャンヌ・デュ・バリー役を兼任したのは、『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』(2015)『パリ警視庁 未成年保護特別部隊』(2011)で知られる俳優・映画監督のマイウェン。

元妻のアンバー・ハードに対するドメスティック・バイオレンス疑惑があったデップにとって、本作は2022年6月にハードを相手取った名誉毀損裁判で勝訴して以来の映画復帰作。カンヌ国際映画祭のオープニングを飾り、堂々の再出発となる。

なお、第76回カンヌ国際映画祭でワールドプレミアとなる作品のラインナップには、マーティン・スコセッシ監督の『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン(原題:Killers of the Flower Moon)』や『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』も名を連ねている。

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Source: Deadline

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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