『ジョン・ウィック』アニメ映画化決定、キアヌ・リーブス復帰 ─ シリーズ1作目の前日譚に

キアヌ・リーブス主演の人気アクション映画『ジョン・ウィック』シリーズより、前日譚を描く長編アニメーション映画(タイトル未定)の製作が正式に決定した。リーブスもジョン・ウィック役の声優として復帰する契約を締結したという。
米ライオンズゲートが2026年11月5日(現地時間)の決算説明会で明らかにした。CEOのジョン・フェルサイマーによると、すでにプリプロダクション(製作準備)に入っているという。米Deadlineなどが報じている。
本作の舞台は、シリーズ第1作『ジョン・ウィック』(2014)以前。伝説の殺し屋ジョン・ウィックが、裏社会から足を洗い、愛するヘレンと人生を共にするために引き受けた「不可能な任務(Impossible Task)」が描かれる。一夜にして敵対する者たちを皆殺しにするという過酷な任務で、これを完遂することでウィックは主席連合(ハイ・テーブル)の支配から解放されることになる。
『ジョン・ウィック』のアニメ化企画は、2023年から進められてきたもの。シリーズのチャド・スタエルスキ監督は、同年9月の来日インタビューで「キアヌと僕とで、『ジョン・ウィック』をアニメ化したいと話をしています」と明かしていた。その後、2024年には長編映画として前日譚を描く方針が判明。2025年4月のCinemaConでは、監督や製作陣の参加とともに、リーブスが声優として復帰する見込みであることも発表されていた。
今回、企画が正式に製作承認され、リーブスの出演契約も成立したことで、いよいよ実現に向けて動き出した形だ。
監督を務めるのは、Netflixのアニメーション映画『Ultraman: Rising』(2024)を手がけ、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(2016)にも携わったシャノン・ティンドル。脚本はマーベル映画『エターナルズ』(2021)の原案を手がけたライアン・フィルポとカズ・フィルポが執筆する。当初は『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)のヴァネッサ・テイラーが脚本担当として発表されていたが、今回の発表ではフィルポの2人に変更されている。変更の経緯は明らかになっていない。
製作には、おなじみのバジル・イワニクとエリカ・リー、スタエルスキ、リーブスが参加。新たにPoint Greyも加わる。
スタエルスキは以前から日本アニメへの愛情を公言しており、「カウボーイビバップ」や「サムライチャンプルー」の大ファンであることも語っていた。実写版のアクション演出にもアニメの影響を取り入れてきた監督だけに、その表現が長編アニメーションでどのように発展するのかも見どころとなる。
また、シリーズでは実写映画『ジョン・ウィック5』も開発中。第4作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023)の結末を経た新たな物語が検討されている一方、アニメ映画では時間を遡り、これまで語られるだけだったウィックの過去が初めて本格的に映像化される。
▼ 『ジョン・ウィック』の記事
Source:Lionsgate Earnings Call, Deadline, Variety



























