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ルーカスフィルム退任で「少しホッとしています」 ─ キャスリーン・ケネディ「ジョージ・ルーカスの引き継ぎはとてつもない挑戦だった」

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』来日イベント

『スター・ウォーズ』を擁するルーカスフィルムを約14年にわたり率い、2026年1月に社長を退任したキャスリーン・ケネディが、退任後の率直な心境を語った。

米ロサンゼルスで9月30日(現地時間)に開催された「Bloomberg Screentime 2026」にて語った。ルーカスフィルムを離れたことに「ほろ苦さ」はあるかと尋ねられ、ケネディは「少しホッとしています」と答えた。「こういう仕事は簡単ではありませんし、ジョージ(・ルーカス)が作り上げたものを引き継ぐのは、とてつもない挑戦でした」。

ケネディは2012年、ルーカス自身から後継者に指名されてルーカスフィルムのトップに就任した。当時、今後の物語を考えるうえで参考にできる資料がないかルーカスに尋ねたこともあったという。しかし、返ってきたのは意外な反応だった。「彼は自分の頭を指して、『いや、いや、全部ここにある』という感じでした」。

結局、ケネディが受け取ったのは物語のアイデアを記した「数段落」ほどだったという。その後、ディズニーがルーカスフィルムを買収。ケネディは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)から始まる続3部作をはじめ、「マンダロリアン」「キャシアン・アンドー」など、映画・ドラマをまたいでシリーズを展開していった。

約50年の歴史を持つ『スター・ウォーズ』を率いるうえで、何が最も難しかったのか。ケネディは、長年シリーズを愛してきたファンの思いを尊重しながら、新しい物語を生み出すことだったと振り返る。

「これはあらゆるフランチャイズが直面する課題だと思います。特に、もう50年も続いているものですから。そこにとても強い思い入れを持っている人たちがいます。」

一方で、過去のものを守るだけではシリーズを前進させられない。ケネディは続ける。

「同時に、新しいもの、オリジナルなものを作ろうとすることも課題です。そのバランスを見つけることが、本当にいちばん難しいことなんです。」

ファンの期待と新しい試みの間でバランスを取る難しさについては、退任直後にも率直に語っていた。1月には、一部のファンが「同じものを何度も観たい」と望む一方、新しいことをすれば反発も起こるとして、「全員を満足させることはできません」と振り返っていた。

今回の対談では、約14年間で特に誇りに思う仕事についても語った。映画シリーズを再始動させた『フォースの覚醒』、そしてDisney+から生まれた「マンダロリアン」「キャシアン・アンドー」を挙げている。

逆に、やり直したい作品や後悔している作品を尋ねられても、特定のタイトルを名指しすることはなかった。

「作品からはいろいろなことを学びます。何がうまくいって、何がうまくいかなかったのか、いつも振り返ります。でも、私はそこでなされた仕事をいつも誇りに思っています。」

ケネディ体制の『スター・ウォーズ』には、『フォースの覚醒』や『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)、「マンダロリアン」「キャシアン・アンドー」などがある一方、製作中の監督交代や、発表後に長期間進展しない映画企画などもあった。退任時のインタビューでも、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)について判断を振り返っている。

ルーカスフィルムでは2026年1月、ケネディの退任と新たな経営体制が発表され、デイヴ・フィローニが社長兼最高クリエイティブ責任者、リンウェン・ブレナンが共同社長に就任した。ケネディは経営から離れ、映画プロデューサーとしての活動に戻っている。

Source:The Hollywood Reporter

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者、運営代表。執筆・編集から企画制作・取材・出演まで。数多くのハリウッドスターに直接インタビューを行なっています。お問い合わせは nakataniアットriverch.jp まで。

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