カズオ・イシグロ『クララとお日さま』実写映画、予告編が公開 ─ タイカ・ワイティティ監督、「ウェンズデー」ジェナ・オルテガ主演

カズオ・イシグロの同名小説に基づく映画『クララとお日さま』より、米予告編が初公開された。『マイティ・ソー』シリーズのタイカ・ワイティティが監督、「ウェンズデー」ジェナ・オルテガがAIロボット役を務め、原作の独特な世界観が鮮やかに映像化されている。
本作は、AIを搭載したロボット「AF(人工親友)」のクララが、聡明な少女ジョジーとその母親に迎え入れられ、人間の愛やつながりを学んでいく物語。原作は2021年に刊行され、ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロによる、静かで切実な感情描写が高く評価された一作である。
予告編は、旧型のAFであるクララが、店頭で窓から差し込む太陽に魅せられながら、誰かに選ばれる日を心待ちにする場面から始まる。ある日ジョジーと出会ったクララは、母親がためらうなかで彼女の家に迎え入れられることに。ふたりは友情を育んでいくが、やがてジョジーが病を抱えていることが示唆される。クララは自身のエネルギー源である太陽に希望を託し、「この家族を癒すための方法」を見つけようとする。
AIと人間の関係をはじめ、孤独や病、喪失といった重層的なテーマを扱う本作だが、予告編からはワイティティらしいユーモアのセンスもうかがえる。またホラー作品の印象が強いオルテガも、本作ではお茶目な魅力を発揮しているようだ。
キャストにはオルテガのほか、ジョジー役で『九月と七月の姉妹』(2024)のミア・サリア、ジョジーの母クリス役で『魔法にかけられて』シリーズのエイミー・アダムス、リック役でキリアン・マーフィーの息子アラン・マーフィー、店長役で「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」のナターシャ・リオン、さらに『レザボア・ドッグス』(1992)などのスティーヴ・ブシェミらが名を連ねる。
映画『クララとお日さま』は2026年10月23日に米公開予定。
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