トム・ホランド主演の短編映画『Last Call』、トライベッカ映画際でプレミア上映 ─ 弟ハリーが監督、メンタルヘルスの問題を描く

マーベル映画『スパイダーマン』3部作で知られるトム・ホランド主演の短編映画『Last Call(原題)』が、2023年6月7日より開催されるトライベッカ映画祭にてプレミア上映されることが明らかとなった。米Varietyが報じている。
本作はトムの弟であるハリー・ホランドが監督を務める、息子と再び絆を結ぼうと必死になる母親ケイトの物語。「明らかに虚ろさを感じているケイトは、自身の過去につきまとい、彼女の未来を決めてしまうだろう質問を投げかける機会を得る」とのあらすじが紹介されている。
トムと並び、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014)『gifted/ギフテッド』(2017)などのリンゼイ・ダンカンが出演。この短編はメンタルヘルスの問題を模索する側面も担い、ハリーはプロジェクトの一環として慈善団体や個人からコンサルティングを受けながら、幅広いリサーチを実施したという。ハリーは、「現代社会により、ますますさらされている精神的な脆弱性について、会話を促す映画を作りたかったんです」と語った。
本作の国際セールスを担当するサラウド・モリセットは声明にて、「我々は、ハリーの繊細かつ力強い映画『Last Call』が、若年層が抱えるメンタルヘルスの問題に光を当てていることに感銘を受けました。あらゆる年代の観客の心に響く、重要な映画だと信じています」と述べている。
ハリーは、『キングスマン:ファースト・エージェント』(2021)『テトリス』(2023)のウィル・サウスと共同で脚本を執筆し、製作を担ったのは『The Bind(原題)』(2018)のマリエ・エレナ・ダイチェ。これまでにもハリーは、短編映画『In The Middle of the Night(原題)』やミュージックビデオ、短編ドキュメンタリーで監督を務めており、現在、初となる長編プロジェクトに取り組んでいる。
トライベッカ映画際は2023年6月7日~6月18日まで開催され、36ヶ国に及ぶ127人の映画製作者による109本の映画が上映される予定だ。
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Source:Variety