『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』最難スタントは「VS忍者戦」 ─ 元刑務所のロケ地でワイヤーアクション

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』で、最もスタントチームが苦労したのは、予告編でも見られるスパイダーマンvs忍者集団「ハンド」戦だったという。
スタント・コーディネーター&セカンド・ユニット・ディレクターのポン・ジャンは、米ComicBook.comにてその理由を明かしている。最大の課題は、スタジオではなく実際のロケーションで、激しいワイヤーアクションを実現することだった。
「撮影を行ったのは元刑務所で、今は使われていない施設でした。ワイヤーアクションをいかに実現するかが課題で、なにしろすべてがコンクリートと鉄で造られていますから。スタジオならワイヤーの位置を決め、カメラを簡単に動かせますが、画面に映っているものはCGでもセットでもなく、すべてが実物でした。」
本作はスーパーヒーロー映画では稀有な実写撮影にこだわられており、このシーンでは「鉄格子も本物」だったという。
スタジオでさえ大変だというワイヤーアクションを、スタントチームはロケ地で実現した。「ワイヤーを引くスタッフは、役者の姿が見えない場所にいました。非常に複雑な作業でした」という。
監督のデスティン・ダニエル・クレットンは、激しいアクションのなかに登場人物の心理表現を織り込むことで知られ、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)に続き、本作でもスパイダーマン/ピーター・パーカーの内面性を巧みに表現。多くのスタントを自ら演じたトム・ホランドとの化学反応は、このシーンでも大いに活かされていたようだ。
「たとえマスクを着け、スーツを着ていても、トムはアクションのなかできちんと伝わる演技ができる」とジャンは称える。そのスキルゆえ、アクションの振り付けも妥協なく行えるそうだ。
「トムのアクションは、スタントダブルたちに要求するものとすべて同じレベルです。“トムがやるなら簡単にしよう”とは考えないので、ハードルはかなり高いと思います。彼はトレーニングの時間が限られていたにもかかわらず、常にやり遂げてくれました。これほど身体能力の高い俳優に恵まれたことを幸運に思います。」
映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は公開中。
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Source: ComicBook.com































