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『リトル・マーメイド』実写版アースラ、演技の参考はドラァグクイーン

リトル・マーメイド
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ディズニー製作の実写版映画『リトル・マーメイド』で海の魔女・アースラ役を演じるメリッサ・マッカーシーが、役作りにおけるインスピレーションの源について語った。

1989年のオリジナル版と同じく、実写版のアースラも、人間の世界に憧れる海の王女アリエルに「世界で最も美しい声を差し出せば、3日間だけ人間の姿になれる」という恐ろしい取引を持ちかける役どころ。予告編で初お目見えとなったアースラは、派手なメイクや不気味な笑い声、クネクネと動かす気味の悪い触手など、インパクトあるビジュアルで大きな印象を残している。

Entertainment Weeklyの取材にて、マッカーシーは、そんな一度見たら忘れられないアースラ役のインスピレーションを得たのは「100%ドラァグクイーン」だと答えている。もはや説明の必要はないとも思われるが、ドラァグクイーンは女装してステージや歌やダンスなどを披露するパフォーマーのこと。「私の中にはドラァグクイーンが住み着いていて、いつもフルタイムで彼女になってしまう寸前」と語る彼女は、マンハッタンのクラブでドラァグクイーンの“Miss Y(ミスY)”としてパフォーマーのキャリアをスタートさせた経歴の持ち主だ。

そもそもオリジナル版『リトル・マーメイド』の時点で、アースラというキャラクターの参考にされたのは、映画『ヘアスプレー』(1988)などに出演したドラァグクイーンのディヴァイン。このことは実写版でも音楽を担当するアラン・メンケンも認めており、マッカーシーのアプローチが王道のものであることをうかがわせる。

自身の演じるアースラについて、「悪役ですが、すごくエッジが効いています。彼女は穴倉に入れられて、独りでマティーニを飲み過ぎているような感じ」とも話すマッカーシー。「ユーモアと悲しみ、鋭さを持ち合わせるアースラは、私がキャラクターに求める全てであり、正直なところ、ドラァグクイーンに求める全てでもあるんです」とも付け加えている。

映画『リトル・マーメイド』は2023年6月9日(金)公開。

Source: Entertainment Weekly

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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