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『デッドプール』原作者、ヒュー・ジャックマンのウルヴァリン復帰を発表前から知っていた

ヒュー・ジャックマン ライアン・レイノルズ
Dick Thomas Johnson https://www.flickr.com/photos/31029865@N06/38468823852/ | THE RIVER | Remixed by THE RIVER

「ヒュー・ジャックマンが『デッドプール3(原題)』でウルヴァリン役に復帰する」。2022年9月28日に発表されたこのニュースは、世界中のマーベルファンを驚愕させた。長らく待ち望まれてきたことながら、本当に実現するとはさほど信じられていなかった、そんな衝撃の展開がとうとう現実のものとなるのだ。

もっとも、“デッドプールの産みの親”として知られる原作者のロブ・ライフェルドは、このニュースを少し前から知っていたことを明かしている。米ComicBook.comのインタビューにて、ロブは「ディズニーのミーティングがあった翌日、業界の友人から連絡があった」と語っているのだ。いわく、その友人はエンターテイメント業界の重鎮で、「今までに間違ったことのない人物」だという。

「彼から電話がかかってきて、“ヒュー(・ジャックマン)が契約したぞ、ウルヴァリンが帰ってくる”と言うんです。彼らはやる気だ、俺を疑うなよ、間違いない、契約が結ばれたんだ、と。だから僕も、彼らがいつ撮影しようとしているとか、そういう情報はいろいろと知っていましたし、それらは正しいようでした。けれど、いつ発表されるのかは誰も知らなかったんです。」

過去にもロブは『デッドプール』続編についての質問を受けていたが、少なくとも2020年夏の時点では何も聞かされていなかった模様。ディズニーによるフォックス買収を経て、当時は「作られることはないかも」とさえ言っていたのだ。しかしその後、実際に企画が動き出し、ロブのもとにも情報が随時届いていたらしい。

なお、ヒュー・ジャックマンがウルヴァリン役を演じるのは2017年製作『LOGAN/ローガン』以来だが、ライアン・レイノルズがデッドプール役を本格的に再演するのも2018年製作『デッドプール2』以来。2024年の公開時、スクリーンへの登場はそれぞれ7年ぶり、6年ぶりとなるから、意外にも休止期間はあまり変わらなかったことになる。これについて、ロブは「彼らにも休みが必要だったのかも」と述べた。

映画『デッドプール3(原題)』は2024年9月6日に米国公開予定。監督は『フリー・ガイ』(2021)のショーン・レヴィ、脚本はシリーズを手がけてきたレット・リース&ポール・ワーニックが執筆する。

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Source: Comicbook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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