スタローン、『ロッキー3』時代のステロイド使用を認める ─ 「もちろん、必要だった」

『ロッキー』『ランボー』シリーズで鍛え抜かれた肉体を披露してきたシルヴェスター・スタローンが、その身体を作るためにステロイドを使用していたことを明かした。『ロッキー3』(1982)の撮影時には体脂肪率を2.6%まで落とし、過食症にも陥っていたという。
スタローンの回想録『The Steps(原題)』の刊行に向けた米The New York Timesのインタビューで明かした。スタローンはキャリアを通じた自身の肉体との関係について、『ロッキー』初期のロッキー・バルボアは「とても普通の見た目」だったものの、シリーズが進むにつれてキャラクターも少し虚栄心を持つようになると考え、身体づくりにも変化を加えていったと振り返っている。
さらに『ランボー』では戦士を演じるため、アーノルド・シュワルツェネッガーのように大きくするのではなく、「ジャガーや猫」のように獰猛で俊敏な身体を目指したという。しかし、次第に肉体づくりそのものが行き過ぎていった。
「それが執着になった。本当にひどかった。ついには過食症になったんです」
スタローンによれば、『ロッキー3』の撮影時には体脂肪率が2.6%にまで低下。食べたものを身体に留めておけず、あるいは体型を維持することへの執着から「留めておきたくなかった」といい、自身の状態を「肉体崇拝への執着」と表現するまでの異常な状態になっていた。
この話の流れで、インタビュアーから「ステロイドを使っていたということですか」と尋ねられると、スタローンはこれを認めた。「もちろん、必要だった」と答え、「6週間やって、6週間休む」という具合に、使用する期間と休止する期間を設けていたことも明かしている。半年もの間、極端な食事制限をしながら同じ肉体を維持することについて、「誰も薬物や添加物なしではやっていない」とも断言した。
もっとも、その代償は大きかったという。スタローンは後年、『コップランド』(1997)でそれまでとは正反対の、太った冴えない保安官を演じたことで「ある程度解放された」と回顧。一方で長年にわたって「身体を酷使してきた」といい、これまでに背中を9回、肩を2回手術し、首も3度の固定手術を受けたという。
80歳となった現在もトレーニングは続けており、2026年1月には「筋トレは聖域だ」と語り、ジムで身体を鍛える姿を披露していた。ただし今回のインタビューでは、かつて自身の肉体を「鎧」と捉えていた感覚はもうないという。「ものすごい代償を払った」と振り返り、もしやり直せるなら「スタントは他の人に任せろ」と若き日の自分に伝えるとしている。
「祈りを捧げて、より良い自分になれる。身体的に気分がよくなる」と、スタローンは1月のInstagram投稿でもトレーニングの効用を伝えている。「目標達成のための強さ、自信、そしてどんな挑戦にも立ち向かう覚悟が得られる。とにかく、パンチを続けろ」「歳を取るほど、どんどんハードになる。だからこそ、ハードに頑張れ。血と汗と涙だ」。
※Amazon のアソシエイトとして、THE RIVERは適格販売により収入を得ています。
▼ 『ロッキー』の記事

【レビュー】ロッキー映画『I Play Rocky』 ─ 若きスタローンの熱血物語にスタンディングオベーション 「諦めない力」描く 
ロッキー映画『I Play Rocky』が絶賛「スタローンそのもの」「モノマネ超えてる」 ─ スタローン本人も一人で鑑賞「正直、緊張していた」 「完全な勝者」 
『ロッキー』製作描く映画『I Play Rocky』予告編が公開、スタローン完全再現に驚け 完璧だ 
『クリード4』にドラゴは出るのか?「出ないと思う、何も聞いてないし」とドルフ・ラングレン 「余地がないんじゃないか」 
『クリード』実写ドラマ「デルファイ」撮影開始へ ─ アポロ・クリード親子がトレーニング積んだボクシングジムが舞台 若きボクサーを描く
Source:The New York Times



























