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バッキー役セバスチャン・スタン、『アベンジャーズ/エンドゲーム』ラストのキャプテン・アメリカを語る ─ 「クリス・エヴァンスなくして、同じことはありえない」

セバスチャン・スタン
Photo by Nina Hellebakken Hagen https://www.flickr.com/photos/bflyw/47071656624/

「最後までとことん付き合うよ」。『キャプテン・アメリカ』シリーズで、主人公スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカにとって無二の存在だったのが、第2次世界大戦当時からの親友であるバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャーだった。『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)から描かれてきた2人の物語にも、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)でひとつの区切りが付けられている。

米テキサス州ヒューストンで開催されたイベント「Fandemic Tour」に登場したバッキー役のセバスチャン・スタンは、公開から約半年が過ぎた今、『エンドゲーム』ラストのスティーブ・ロジャースについて語った。


この記事には、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレが含まれています。

アンソニー・マッキー セバスチャン・スタン
ANTHONY MACKIE, SEBASTIAN STAN (The Walt Disney Company/Image Group LA)

『キャプテン・アメリカ』の10年間

『エンドゲーム』でサノスを倒したのち、キャプテン・アメリカは6つのインフィニティ・ストーンを過去の“あるべき場所”に戻すという最後のミッションに旅立つ。スティーブが過去に出かけている時間は、現代からするとほんの数秒間。しかしスティーブとバッキーは、やけに大げさな別れの言葉を交わすのだった。

「寂しくなるよ」「俺がいない間、バカなことしないようにな」「どうやってだよ、バカなところはお前が全部持ってくだろ」。過去に戻ったのち、スティーブが量子トンネルのマシン上に戻ってくることはなかった。次に彼が姿を見せた時、スティーブは湖畔のベンチに腰かけ、年老いた姿をしていたのだ。スティーブはキャプテン・アメリカとしてではなく、また別の人生を歩み、この場所に戻ってきたのだ。アンソニー&ジョー・ルッソ監督いわく、バッキーはスティーブの決断を事前に悟っていたという。だからこそ、あれほど2人の別れは大げさだったのだと。

『エンドゲーム』のラストを振り返って、セバスチャンは「すごくエモーショナルなシーンだった」と話している。

この映画がエモーショナルに思えるのは、どんな形であれ、誰もがこの10年間の一員だったことを実感するからだと思います。あの映画を観ると、自分の人生のことを思う。僕たちは年を取るし、みなさんと一緒にキャラクターも年を取っていく。あのシーンには、そういうものがすべて入っているんです。もはやただのシーンではなく、他のいろんなものが詰まっているんですよ。長い時間をかけて生まれたものだと思います。」

ともあれ、マーベル・シネマティック・ユニバースにおいて、スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカの物語にはひとつの幕が下ろされた。スティーブは別の時空で年を重ね、かつて氷漬けになっていた期間がなかったかのような姿で、キャプテン・アメリカとしての役目を自ら終えて現代に現れたのだ。しかしセバスチャンは、“物語が終わった”という見方にはやや懐疑的だ。

「MCUにおける“さよなら”が、本当にさよならなのかどうかは、誰にも決して分かりません。そのように思えたことがないんです。時間をかけて変わっていくようなもので、だけど変な感じですね。つまり、クリス・エヴァンスなくして、同じキャプテン・アメリカはありえないし、そんなことにはならないでしょう。そのことは間違いない。だけどキャプテン・アメリカが終わったわけではなくて、もはや同じ状況はありえないということです。」

実際のところ、キャプテン・アメリカの盾はサム・ウィルソン/ファルコンに託された。バッキーはサムの相棒として、再びキャプテン・アメリカを象徴するアイテムを手にする人物の隣に立つことになる。バッキー・バーンズという男は、これからも「まだまだ付き合う」ことになるのだろう。ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー(原題:The Falcon and The Winter Soldier)」について、セバスチャンはこのように予告している。

「アンソニー(・マッキー)と僕、それからサムとバッキーは、あの大物(クリス・エヴァンス=キャプテン・アメリカ)がいない毎日をどう過ごすのかを見出していかなければなりません。ベストを尽くすつもりですよ。」

「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の撮影は2019年10月21日(米国時間)に開始されており、Disney+にて2020年秋に米国配信予定。

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Source: ComicBook.com

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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