『The Last of Us』ドラマ版、初映像がついに米公開 ─ ジョエルとエリーが共に危険な旅へ

HBOによるドラマ実写版『The Last of Us』より、初映像がついに米国にて登場した。HBO Maxにて今後配信となる作品を一挙紹介する特別映像の中で公開されている。

2013年に発売されたノーティ・ドッグによるゲーム『The Last of Us』は、人間を凶暴化させる寄生菌の感染爆発によって荒廃した米国を舞台に、娘を失った主人公ジョエルと、寄生菌の抗体を持つ少女エリー、ふたりの危険な旅路を描く物語。2020年には続編がリリースされ、その衝撃の内容により賛否両論が巻き起こるも、オリジナルにつづきゲーム賞を総なめにした。

2023年の米国配信に向けて編集中段階にある実写版は、ゲームの第1作目を中心とした物語が描かれることが判明済みであり、その待望の初映像は1:43秒あたりから登場する。「マンダロリアン」（2019-）などのペドロ・パスカルふんするジョエルと、「ゲーム・オブ・スローンズ」（2011-2019）のベラ・ラムジーふんするエリーが感染者たちを警戒しながら、雪が降り注ぐなか橋を慎重に渡る姿が捉えられている。

そのほかにはジョエルがエリーに銃の使い方を教える姿や、ジョエルがサラという実の娘を抱えて必死に逃走する緊迫した様子も登場。なお、実写版にてサラとしてキャスティングされているのは、『ダンボ』（2019）『レミニセンス』（2021）などのニコ・パーカーだ。キャストにはほか、ガブリエル・ルナがトミー役、ニック・オファーマンがビル役、マレー・バートレットがフランク役、ストーム・リードがライリー役として名を連ねており、マール・ダンドリッジがゲームにつづきマーリーン役を続投する。

監督には脚本・製作総指揮も兼任するゲームクリエイターのニール・ドラックマンとクレイグ・メイジンのほか、カンテミール・バラゴフ、ヤスミラ・ジュバニッチ、アリ・アバッシ、ピーター・ホアー、ジェレミー・ウェッブ、リザ・ジョンソンが名を連ねている。HBO Maxでの米国配信時期は未決定だが、2023年中に登場する見込みだ。