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ウルトロン復活のきっかけは『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の対話シーンだった ─ 「ヴィジョンクエスト」製作者が明かす

ヴィジョンクエスト
(C)2026 Marvel

マーベルの新作ドラマ「ヴィジョンクエスト」では、映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)の悪役ウルトロンが、10年以上の時を経て復活を果たした。そのきっかけとなったのは、同作の終盤でヴィジョンとウルトロンが交わした対話シーンだったという。

本作は、ドラマ「ワンダヴィジョン」(2021)、「アガサ・オール・アロング」(2024)に続く三部作の完結編。自らの意義を模索するヴィジョンが、自身の精神世界に現れる人工知能(AI)たちと対話を重ねるなか、ジェームズ・スペイダー演じる宿敵ウルトロンも登場する。

ウルトロン復活のアイデアを思いついたのは、企画・製作総指揮・ショーランナーを務めるテリー・マタラスだ。「まるで稲妻に打たれたように、真っ先に頭に浮かんだのがジェームズ・スペイダーでした」と、米Entertainment Weeklyに語っている。

その着想の原点にあったのが、『エイジ・オブ・ウルトロン』作中のウルトロンのラストシーン。最後に残された人造ボディに宿るウルトロンが、ヴィジョンと人間の存在や価値について深い言葉を交わす、印象的な場面である。

「『エイジ・オブ・ウルトロン』の最後で二人がやり取りするシーンが、本当に大好きなんです。二人が熱演を繰り広げる姿を、あと何時間でも見ていられたでしょうね。そこで、“それ自体をドラマにしたらどうだろう?”と考えたんです。」

スペイダーに再演をオファーするためニューヨークへ赴き、自身の「突拍子もないアイデアを提案した」というマタラス。するとスペイダーは、その場で「承諾してくれた」という。「彼は“ぜひやりたい。すごく風変わりで、まったく予想外な話だ”と言ってくれました。僕たちはすぐに意気投合したんです」。

「ボストン・リーガル」や「ブラックリスト」などドラマでの経験も豊富なスペイダーいわく、再演をさらに魅力的にしたのは「ドラマシリーズであるという点」だった。「(映画とは)フォーマットが全く異なりますから。キャラクターたちにじっくり焦点を当て、彼らが自分らしく成長していく姿を十分に描くことができるんです」と語っている。

スペイダーは、10年以上の時を経たウルトロンの変化にも言及。前作では「様々な知識や情報をできる限り吸収しようとする、生意気なティーンエイジャー」のようだったが、本作では「立ち止まり、注意を払い、じっくりと思いを巡らせることを余儀なくされた」存在になっているという。「それだけで、キャラクターが今どのような状態にあるか十分にわかるでしょう。それがどのような形で表れるかこそが、このドラマの核心なのです」。

日本時間2026年10月14日に配信された初回2話でも、ウルトロンはヴィジョンに対して“父親”のように振る舞いながら、その内面に迫る対話を繰り広げている。二人の関係が今後どのように描かれていくのか注目だ。

「ヴィジョンクエスト」はディズニープラスで配信中。毎週水曜日に新エピソード更新。

Source:Entertainment Weekly

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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