『ビッグ・フィッシュ』巨人はCG使わず遠近法で撮影 ─ 「工夫でやりくりした」とティム・バートン監督

ティム・バートン監督による名作ファンタジー『ビッグ・フィッシュ』(2003)が、2026年10月23日(金)〜10月29日(木)の1週間限定で、ヒューマントラストシネマ渋谷にてリバイバル上映を果たす。THE RIVERの独自企画「REVIVAL by THE RIVER」第3弾だ。奇想天外なホラ話を語り続ける父親と、その真実を知ろうとする息子の、感動の物語を劇場で堪能できる。
『ビッグ・フィッシュ』の劇中、エドワード(アルバート・フィニー)は人生の終わりが近づくなか、息子のウィル(ビリー・クラダップ)に、幼い頃から聞かせてきたホラ話をあらためて語っていく。若き日のエドワード(ユアン・マクレガー)は行く先々で奇想天外な経験をするが、中でも巨人カールとの邂逅は印象的なエピソードだ。
町に危害を及ぼす存在と囁かれるカールと、エドワードが対峙する場面は物々しく、その身長差も圧倒的だ。映像表現に並々ならぬこだわりを持つバートンは、このシーンではCGではなく、強制遠近法(遠近感を利用した視覚的錯覚)のみを使用したことをWIREDに明かしている。「特殊効果は派手なものではなく、ごく自然なものです。特殊効果の予算があまりなかったため、分割画面や小さめの小道具、照明の工夫などでやりくりしました」と、製作上の工夫について述べている。
巨人カールを演じたマシュー・マッグローリーは、並外れた長身で知られた俳優。出生時には体重が15ポンド(約6.8キログラム)、身長は24インチ(約61センチ)あり、『ビッグ・フィッシュ』出演時は7フィート(約213センチ)を超える身長を誇っていた。『メン・イン・ブラック2』『コンスタンティン』などにも出演したが、2005年に32歳という若さでこの世を去った。
バートンは、本作のアイコニックなシーンとして知られる黄色いスイセンの花畑でも、CGに頼ることなく本物の花を使っている。一方で、「ブルースクリーンの前でも、優れた俳優たちができるだけ自然に演じてくれることを頼りにしていました。何もないところではなく、実際に何かがある状態で撮影していたのです」と、俳優たちの演技を称えている。バートンの冴えわたるクラフトマンシップとキャストの名演をぜひスクリーンで楽しんでほしい。
上映概要

企画名:REVIVAL by THE RIVER vol.3
上映作品:『ビッグ・フィッシュ』(2003)
上映期間:2026年10月23日(金)〜10月29日(木)
全日 18:10より上映
上映劇場:ヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区)
チケット料金:1,600円(各種割引サービスはご利用いただけません)
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Source: WIRED, Los Angeles Times
























