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『ワイスピ』シリーズ継続へ ─ 女性スピンオフなどヴィン・ディーゼルが準備中

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト
©2023 ABImages

『ワイスピ』シリーズは、サーガ完結編の序幕『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』が公開になったところだ。2025年には後編が公開予定で、現在のところ公式にはそこでサーガ完結と伝えられている。

もっとも、これは『ワイスピ』そのものが走りを終えるというわけではない。シリーズの主演と製作を務めるヴィン・ディーゼルによれば、更なるスピンオフ作品がいくつか計画されているという。

そのうちの一つは、女性キャラクターを中心としたスピンオフ作品。これはかねてより伝えられていたもので、2019年には脚本家就任のニュースも報じられた。配給ユニバーサル・ピクチャーズの幹部も「是非作りたい」と前向きなコメントをしたことがある。

この度ヴィンは、米Varietyにて「女性版を含むスピンオフ企画は、2017年から進めています」と明かしている。「このフィナーレを送り届けたら、すぐに全スピンオフを立ち上げるつもりです」「あのキャラクターたちには魅力があるのだから、我々はもっと観るべき」と宣言しており、今後も複数の作品で『ワイスピ』シリーズが語り継がれることを予告した。

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』
© 2021 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.

ただし、具体的にどの時期になりそうかは、まだ推測しづらい。目下の完結編とされる『ファイヤーブースト』続編は2025年公開予定だが、もう1本延長して3部作となる可能性も示唆されているからだ。その場合、サーガ完結は2026〜2027年頃になると思われ、そこからスピンオフを撮影、公開と進めるのであれば、早くとも2027年以降になると考えられる。

ちなみにレティ役で活躍するミシェル・ロドリゲスは、女性版スピンオフへの出演にはあまり乗り気ではない様子。シリーズのためを思って、「バトンを受け渡したら、後部座席や助手席に座る。次世代に託すのなら、そうするしかありません。次の世代が未来を決めるんです」と話しているからだ。カメオ登場程度ならきっとあり得そうだが、主に若い世代のキャラクターたちに焦点が当てられることになりそう。『ジェットブレイク』に初登場したエル役アンナ・サワイがさらに活躍できる機会にも期待が持てる。

なおシリーズでは既にスピンオフ映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)が公開済みだが、こちらは本家シリーズとは製作会社が異なっている。今後ヴィンは、自分の管轄下でスピンオフを展開したいと望んでいるはずだ。ほか、ドリームワークス・アニメーション制作のシリーズ「ワイルド・スピード/スパイレーサー」もリリースされている。

Source:Variety

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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