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『マッドマックス』新作は「フュリオサをより深く知れる叙事詩」 ─ 主演アニャ・テイラー=ジョイが語る

アニャ・テイラー=ジョイ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/29787633788/

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)の前日譚スピンオフ映画『フュリオサ(原題)』。シャーリーズ・セロンが扮した丸刈り頭&義手の戦士・フュリオサの若き日を演じるアニャ・テイラー=ジョイが、ポッドキャスト番組「Inside Total Film」にて作品のポイントを語った。

公式概要によると、本作では緑の地で暮らしていた幼きフュリオサが、ウォーロードのディメンタス率いるバイカー集団に誘拐され、イモータン・ジョーが支配する砦・シタデルに辿り着く。ふたりの暴君が覇権を争う中、彼女は数多の試練にさらされながら、故郷への道を求めることになるのだ。

アニャは『怒りのデス・ロード』と本作の違いについて、監督のジョージ・ミラーと語り合ったことを明かしている。

「ジョージと話し合った主な点は、『怒りのデス・ロード』はロードムービーだということでした。3日間にわたる物語で、どこかへ行き、方向を変え、また戻って来るという内容だったと思います。ですが、こちら(『フュリオサ』)は叙事詩のよう。長い時間にわたる物語で、その間に(フュリオサを)より深く知ることが出来るんです。」

今回のコメントは、以前ミラー監督が語った「『怒りのデス・ロード』は3日2晩の出来事でしたが、この映画は15年にわたる物語。これはサーガなんです」という言葉にも響き合うもの。幼少時代に壮絶な体験をしたフュリオサが、いかにして恐怖と暴力で荒野を支配するイモータン・ジョーに反旗を翻す戦士となり、その基礎を形づくるのかが克明に描かれることになりそうだ。

ちなみに、アニャは本作を振り返って「私はあのキャラクター(フュリオサ)が大好きだし、心を揺さぶられるような体験ができました。ジョージは最高です。皆さんが楽しんで下さることを願っています」とも話している。

出演者にはアニャ・テイラー=ジョイのほか、ヴィラン役で『マイティ・ソー』シリーズのクリス・ヘムズワース、『Mank/マンク』(2020)などのトム・バークが参加。ネイサン・ジョーンズはリクタス・エレクタス役として続投する。なお、すでに撮影は終了済みだ。

映画『フュリオサ(原題)』は2024年5月24日に米国公開予定。

Source: Inside Total Film

Text: Hollywood, 稲垣貴俊

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