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『グッド・ウィル・ハンティング2』、ベン・アフレックに却下されていた

ベン・アフレック マット・デイモン
[左]Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/35813529230/ [右]Photo by NASA/Bill Ingalls https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Matt_Damon_TIFF_2015.jpg Remixed by THE RIVER

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997)といえば、マット・デイモンとベン・アフレックにとって出世作となった映画だ。マット・デイモンが天才的な頭脳を持ちながらトラウマに苛まれる青年を演じ、アフレックはその親友チャックを好演した。デイモンとアフレックがコンビで執筆した脚本は高く評価され、アカデミー賞脚本賞を受賞。アフレックにとっては史上最年少(25歳)での受賞となった。

そんな名作に、実は続編の話題が持ち上がっていたのだという。デイモンとアフレックが再タッグを組んだ『AIR/エア』の米ロサンゼルス・プレミアで、デイモンが自ら明かしたことを米Varietyが伝えている。

デイモンによると、「誰かがベンに『グッド・ウィル・ハンティング2』のピッチ(プレゼン)をしていた」そうだ。実はこのエピソード、デイモン自身もこの日のプレミアでアフレックから初めて聞かされたのだという。

その後、アフレックはVarietyの記者から、「デイモンが『グッド・ウィル・ハンティング2』ピッチの話をしていた」と聞かされると、「マットはいつも話しちゃいけない話をするんですよ」と反応したそうだ。

ガス・ヴァン・サント監督の『グッド・ウィル・ハンティング』では主人公ウィルの成長譚が鮮やかに描かれ、物語は美しい結末を迎えた。ウィルやチャックの“その後”が描かれるとすれば興味深いところもありつつ、興醒めしてしまう部分も大きいだろう。アフレック自身もやはり、続編アイデアについて「我々がやるべき続編ではなかった」と却下していた様子。この続編のピッチを、誰が、いつ頃行っていたのかは述べられていないが、きっとうまくいかない売り込みに終わっていたことだろう。

デイモンとアフレックの親友コンビが再びタッグを組んだ『AIR/エア』は2023年4月7日より日本公開予定。アフレックがメガホンを握り、ナイキ「エア ジョーダン」の誕生秘話を描いたこの作品は、米Rotten Tomatoesでは批評家スコアで100%を叩き出した絶賛作に仕上がっている。

Source:Variety

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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