「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」物語の結末は計画済み? ─ すでに「正確なアイデアがある」
「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の前日譚スピンオフ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」(2022-)には、すでに具体的な結末が用意されているようだ。シーズン1で共同ショーランナー・製作総指揮・監督を務めたミゲル・サポチニクが、米Comicbook.comに語った。
ジョージ・R・R・マーティンの原作『炎と血』(早川書房)を基にした「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」は、「ゲーム・オブ・スローンズ」の200年前を舞台に、ターガリエン家の衰退を招いた内乱‟双竜の舞踏”を描く。同シリーズは「3~4シーズン」の構想と報じられているが、すでに物語が向かう先の「非常に正確なアイデア」があるようだ。インタビューでシリーズの結末について質問されたサポチニクが、以下のように明かしている。
「我々は、この作品でどこに向かうかという非常に正確なアイデアを持っていますが、お伝えすることはできません。重要なのは、この作品が『エピソード4』であるということです。『スター・ウォーズ エピソード4』だと考えてください。つまり、豊かで語るべき物語に満ちた歴史の真っ只中にいて、それを始めるには良い場所なんだと。」
サポチニクは続けて「『ゲーム・オブ・スローンズ』が終わった後、自分がもっと知りたいことは何かを考えた時、“デナーリスの起源とは?”というアイデアに惹かれました。この人たちはどこから来たのか、なぜ彼らはこんなにクレイジーなのか、あの白い髪はどこから来たのか、とね」と話し、同シリーズが「これらの疑問に対する答え」になっていることを明らかにした。
ちなみに共同ショーランナーのライアン・コンダルも、以前「指標となるアイデアや目指したい場所、終着点の感覚はあります」と述べている。本家「ゲーム・オブ・スローンズ」は原作未完のままフィナーレを迎え、ファンの間で賛否両論を巻き起こした。以前コンダルは「ゲーム・オブ・スローンズ」への批判は意識しない姿勢を示していたが、同じことを繰り返さないためにも、終着点を決めておくのは賢明な一手といえるだろう。
「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」はU-NEXTにて配信中(毎週月曜に新エピソードを配信)。
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Source: Comicbook.com