『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』4Kで蘇生、監督「こういう技術があってよかった」

トム・クルーズとブラッド・ピットが吸血鬼を演じた名作『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994)が、公開から32年を経て4Kで蘇る。国内でも4K UHD+ブルーレイ セット』が2026年10月28日発売。ニール・ジョーダン監督は今回の4K化について、「本来、撮影したときの姿に映画を戻すことができる」と語っている。
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米Varietyのインタビューに応じたジョーダン。最後に本作を観たのは公開25周年の際だったという。当時、ワーナー・ブラザースに35mmプリントを用意してもらったものの、劇場またはプロジェクターの光量が低かったのか、それともプリント自体が劣化していたのか、映像があまりにも暗く、映画をまともに見ることができなかったそうだ。
それだけに、今回の4K化には特別な思いがある。
「こうして修復して、1フレームずつスキャンできるのは本当に素晴らしい機会です。こういう技術があってよかった。基本的には映画をもう一度蘇らせて、そもそも自分がなぜあのように撮ったのかを思い出すことができますから。」

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』は、アン・ライスによる小説を原作に、18世紀末に吸血鬼レスタト(クルーズ)から永遠の命を与えられたルイ(ピット)の長い生涯を描いた作品。少女クローディア(キルスティン・ダンスト)も加わり、死ぬことのない者たちの愛憎と孤独が描かれる。
公開から30年以上を経ても作品が支持され、米AMCでは新たなドラマ版も展開されている。なぜ『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』は長く人々を惹きつけるのか。ジョーダンは、その理由を原作者ライスがヴァンパイアという存在そのものを再定義したことに見出している。

ジョーダンによれば、ライスはブラム・ストーカー『ドラキュラ』で確立されたヴァンパイアのイメージを引き継ぎながら、それを18〜19世紀の華やかなフレンチ・ルイジアナを背景とする物語へと置き換え、「永遠」という問題を中心に据えた。
「もし永遠の命という贈り物を与えられたら、どんな感じなのか。永遠に生きるとはどういうことなのか。相手がトム・クルーズでもブラッド・ピットでもキルスティン・ダンストでも、どれほど退屈するだろう? ほとんどの人は結婚生活さえ乗り切れない。では、誰かと永遠をどうやって生き延びるのか?」
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不死を単なる力や恐怖の源ではなく、終わることのできない時間、そして他者と永遠に関係し続けることの問題として捉えたところに、ライス作品の大きな転換があったというわけだ。
ジョーダンは、ライスが「ヴァンパイアの原型に手を入れ、それがあらゆるものに影響した」と評し、ステファニー・メイヤーによる「トワイライト」小説シリーズにも「間違いなく影響を与えた」と指摘している。一方で、「トワイライト」ではヴァンパイアが「可愛らしすぎて、ある意味ではヒースクリフ的になりすぎた」ともコメント。それに対して「アンの作品には今もなお危険さがある」とし、だからこそ「これからも探求され続ける価値がある」と語った。
その言葉通り、ライスのヴァンパイア世界は現在も新たな形で展開されている。米AMCによるドラマシリーズは2026年に第3シーズン『The Vampire Lestat(原題)』へ発展し、同年7月には第4シーズン『Anne Rice’s Queen of the Damned(原題)』の製作も発表された。1994年の映画もまた、今回の4K化によってジョーダンが意図した映像に近い姿で新たな世代へ届けられることになる。
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア 4K UHD+ブルーレイ セット』は2026年10月28日発売。希望小売価格は7,590円(税込)。

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Source:Variety, Warner Bros., AMC






























