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DC映画『ジョーカー』全身ピエロ姿、ホアキン・フェニックスの写真が公開される ― 『デッドプール2』ザジー・ビーツも

ジョーカー

ワーナー・ブラザース&DCコミックス製作、ホアキン・フェニックス主演で“狂気の犯罪王子”を描く映画『ジョーカー(邦題未定、原題:Joker)』より、全身ピエロの姿をしたジョーカーの写真などが公開された。

それぞれの写真はトッド・フィリップス監督のInstagramに投稿されているが、これらは撮影現場にてパパラッチが撮影した写真が次々に流出していることを受けて、監督が「より良い写真を公開する」という対策を講じたもの。作品の秘密主義が貫かれることの多いハリウッドにおいて――まさに『ジョーカー』らしいとでもいうべきか――実に大胆な奇策といえるだろう。

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Work.

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本作『ジョーカー』は、マーティン・スコセッシ監督作品『キング・オブ・コメディ』(1982)の影響を受けた、「社会から疎まれた男を現実的な人物描写で描く」作品になるという。ホアキン演じる主人公アーサー・フレックは、いかなる経緯でピエロの装いに身を包み、どんな犯罪に手を染めるのだろうか?

またフィリップス監督は、アーサーから興味を寄せられるシングルマザーの女性ソフィー・ダモンドの姿も公開している。演じるのは『デッドプール2』(2018)のドミノ役が記憶に新しいザジー・ビーツ。新進女優ながら、早くもマーベル&DCの両ブランドを制覇するわけである…!

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So excited to be working with @zaziebeetz. Joker. 📷@nikotavernise

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『ジョーカー』は『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)や『ジャスティス・リーグ』(2017)などのDC映画ユニバースとは世界観を共有しない新ブランドの第1弾として製作される。したがってホアキン演じるジョーカーは、『スーサイド・スクワッド』(2016)のジャレッド・レト版ジョーカーとは別人だ。

主人公アーサー・フレック/ジョーカー役は『ザ・マスター』(2012)や『her/世界でひとつの彼女』(2013)などのホアキン・フェニックス。そのほか、トーク番組の司会者役で名優ロバート・デ・ニーロ、アーサーから興味を寄せられるシングルマザー役で『デッドプール2』(2018)のザジー・ビーツ、アーサーの母親役でドラマ「シックス・フィート・アンダー」(2001-2005)や映画『ブロークン・フラワーズ』(2005)のフランセス・コンロイ、トーマス・ウェイン役でブレット・カレンが出演する。
脚本・監督は、『ハングオーバー!』シリーズのトッド・フィリップス。共同脚本は『8マイル』(2002)や『ザ・ファイター』(2010)のスコット・シルバーが務め、プロデューサーには俳優ブラッドリー・クーパーが名を連ねた。

映画『ジョーカー(邦題未定、原題:Joker)』は2019年10月4日より米国公開予定

Sources: Todd Philips(1, 2), IW

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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