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『スパイダーマン』新スピンオフ『クレイヴン・ザ・ハンター』はシリーズ初のR指定 ─ ライノの登場も明らかに

映画『ブレット・トレイン』京都・舞台挨拶 取材撮影写真
©︎ THE RIVER

『スパイダーマン』シリーズの新作スピンオフ映画『クレイヴン・ザ・ハンター(原題)』が、シリーズ史上初のR指定作品となることがわかった。ラスベガスで開催されたCinemaConにて、主演を務めるアーロン・テイラー=ジョンソンが明かした。

アーロンが演じるクレイヴン・ザ・ハンター/セルゲイ・グラヴィノフは、コミックではスパイダーマンの宿敵として知られる人気ヴィラン。秘薬の力で驚異的な身体能力と五感を持ち、“スパイダーマン狩り”に執念を燃やすキャラクターだ。もっともアーロンいわく、本作は「現実世界にしっかりと根ざしたマーベル映画」。クレイヴンは「獰猛なハンター、訓練された殺人者」だという。

会場で上映された映像では、丈の短いレザーのベストを着たクレイヴンが、爪のような形状の武器で容赦なく敵を殺害する様子や、男の首を噛みちぎり、血しぶきが飛び散るシーンも収められていたという。『ヴェノム』シリーズや『モービウス』(2022)ではR指定を回避したソニー・ピクチャーズが、ここにきて残酷描写に踏み切るということだろう。以前、出演するラッセル・クロウが「思いがけずダークな世界」と語っていたのも頷ける。

なお今回の映像では、同じくスパイダーマンの宿敵であるライノが本作に登場することも明らかになった。演じるのは『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』(2014)のアレッサンドロ・ニヴォラ。ライノが実写映画に登場するのは『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)以来となる。

出演者はアーロン、ラッセル、アレッサンドロのほか、カメレオン/ドミトリ・スメルダコフ役で「パム&トミー」(2022)のフレッド・ヘッキンジャー、ザ・フォーリーナー役で『ポゼッサー』(2020)のクリストファー・アボット、カリプソ役で『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021)のアリアナ・デボーズ。『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』(2015)のリーヴァイ・ミラーも登場する。

監督は『トリプル・フロンティア』(2019)のJ・C・チャンダー。脚本は『イコライザー』シリーズのリチャード・ウェンク、『アンチャーテッド』(2022)のアート・マーカム&マット・ハロウェイが執筆した。

映画『クレイヴン・ザ・ハンター(原題)』は2023年10月6日に米国公開予定。

Source: The Hollywood Reporter, Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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